鎌ヶ谷市議会 > 2003-06-11 >
06月11日-一般質問-04号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2003-06-11
    06月11日-一般質問-04号


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    最終取得日: 2021-09-14
    平成15年  6月 定例会(第2回)            平成15年鎌ケ谷市議会6月定例会    議 事 日 程 (第4号)                  平成15年6月11日                                   午前10時開議   日程第1 市政に関する一般質問                                            〇本日の会議に付した事件    議事日程のとおり                                                  〇出席議員(27名)    1番   宮  城  登 美 子  君     2番   原     八  郎  君    3番   谷  間  保  彦  君     4番   泉  川  洋  二  君    5番   野  上     實  君     6番   川  上  智  且  君    7番   石  神  市 太 郎  君     8番   土  屋  裕  彦  君    9番   小  泉     巖  君    10番   篠  崎  史  範  君   11番   芝  田  裕  美  君    12番   小  易  和  彦  君   13番   佐  藤     誠  君    14番   野  村  誠  剛  君   15番   池 ヶ 谷  富 士 夫  君    16番   勝  又     勝  君   17番   三  橋  一  郎  君    18番   板  津  邦  彦  君   19番   鈴  木  道  雄  君    20番   大  野  幸  一  君   21番   石  井  一  美  君    22番   藤  代  政  夫  君   23番   津 久 井  清  氏  君    24番   勝  呂  幸  一  君   25番   月  野  隆  明  君    26番   松  澤  一  男  君   27番   平  原  俊  雄  君                       欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     助         役   杉  山     巖  君     収    入    役   渋  谷  定  重  君     市  長  公  室  長   飛  田  真 佐 人  君     市 長 公 室 参 事   川  尻  秋  重  君     市 長 公 室 次 長                                   加  藤  三  郎  君     (人  事  課  長)                     総   務  部   長   石  井     昇  君     総   務  課   長                                                     (選 挙 管 理 委 員 会   今  村  隆  一  君                                      事  務  局  長)     市   民  部   長   久  野  義  春  君     市  民  部  次  長   大  坊  博  光  君     市 民 部 副 参 事                                   皆  川  信  行  君     (市 民 安 全 課 長)                     保 健 福 祉 部 長   青  木     学  君     保 健 福 祉 部次長   伊  藤  良  雄  君     土   木  部   長   飯  塚  順  一  君     土  木  部  次  長                                   野  中  芳  勝  君     (管  理  課  長)                     都   市  部   長   長  田  成  兒  君     都  市  部  次  長                                   杉  山  健  治  君     (都市計画課長)                     情 報 推 進 室 長   松  原  正  彦  君     社 会 福 祉 課 長   大  野     要  君     健 康 管 理 課 長   長  井  信  三  君     工   務   課  長   新  山  保  信  君     みどりのふれあい室長    大  田     渡  君     都 市 整 備 課 長   海 老 原  正  博  君     街   路  課   長   長  倉  厚  夫  君     消    防    長   大  高  勇  治  君     教育委員会委員長      寺  島  正  方  君     教育委員会教育長      井  上  和  夫  君     生 涯 学 習 部 長   中  台     茂  君     生涯学習部次長                                   戸  松  雅  昭  君     (社会教育課長)                     生涯学習部副参事      高  岡  正  種  君     生涯学習部副参事                                   住  石  英  治  君     (学校教育課長)                     スポーツ振興課長      渡  来  四  郎  君     選挙管理委員会委員長    持  田  辰  彦  君     代 表 監 査 委 員   松  丸  幹  雄  君     監査委員事務局長      遠  藤  孝  典  君     農業委員会会長       大  野  照  光  君     農業委員会事務局長     勝  見     武  君〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   皆  川  準  一        事  務  局  次  長   小  池     仁        事 務 局 副 主 幹   矢  野  富  一        議 事 調 査 係 長   國  枝     仁        同    主    査   白  藤  盛  敏             午前10時00分  開 議 ○議長(平原俊雄君) 皆様、引き続きご苦労さまです。 ただいまの出席議員は27名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(平原俊雄君) 本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(平原俊雄君) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、1番、宮城登美子君に発言を許します。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。          〔1番 宮城登美子君登壇〕 ◆1番(宮城登美子君) 議席1番、日本共産党の宮城登美子でございます。ただいまから通告に基づき、6月定例議会における一般質問を行わせていただきます。通告は、医療行政と道路行政の2点でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、医療行政、この件については月野議員、小易議員が質問され、多少重複するかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。鎌ケ谷市中核病院の公募選定についてお伺いいたします。10年前より市内医療体制の充実が求められており、包括的医療体制の整備のために中核病院が必要とされてきました。医療の森整備基金が設置され、市民医療アンケートなども行われ、千葉県に対し、病床の配分が要請されました。県は、平成14年2月18日付で民設民営方式を前提とし、鎌ケ谷市に248の病床を配分したと認識しております。また、医療機関の選定に当たっては、透明性を確保するため公募によるものとされたことも認識しております。そのため鎌ケ谷市中核病院公募選定委員会が設置され、既に2度の委員会が開かれております。そのような中で公募条件が決定され、公募に向けてのステップが開始されました。私たち議員にも中核病院公募要綱や公募条件が配付されております。 1点目、公募条件と財政負担についてお伺いいたします。公募条件を建設用地の確保のための用地費を初め施設整備費、設備整備費、そのほか開設のための費用、その後の運営費用等一切の費用は事業者の負担とすると、はっきりうたいつつ、一方で鎌ケ谷市として補助する場合があるなどとも書かれております。さらに、今回の試算によれば、現在の前提では、かなり厳しい運営収支となることが予想される。あるいは、もともと経営上厳しい側面を持っているという記述もあります。また、運営方式の比較表では、建設借入金に対する利子補助や不採算部門に対する助成などをにおわせています。一体財政負担については、どのように考えておられるのかお答えいただきたいと思います。 2点目は、公募条件の担保についてです。開院後、サービス提供面での市の意向や市民の声が十分反映されない場合があると想定し、これを担保する仕組みとして、例えば運営協議会の設置等とありますが、このことについて伺いたいと思います。市民ニーズと現状分析を踏まえて基本機能、診療科目、附帯機能などが掲げられております。これらの条件は、市民のために担保していくことが重要となってまいりますが、そのための要件としてどのようなことを考えておられるのかお答えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 3点目、公募選定についての委員会が3月2日、5月29日の両日開催されておりますが、地域医療との連携がうたわれているにもかかわらず、鎌ケ谷市医師会や歯科医師会が2回とも参加していないのはどんな理由によるものでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、道路行政の1点目、東武鎌ケ谷駅前県道への信号機つき横断歩道についてお答えいただきたいと思います。この件に関しては、昨日原議員が質問され、我が党議員も過去2回取り上げております。1回目は、平成7年6月議会で駅前区画整理事業の道路予定図を見て、この地点を横断する住民は必ず出てくると考え、利便性を高める横断歩道の設置を求めたもので、2回目は実際に駅前整備が完了し、予想以上にその地点での横断者があり、危険な実態が浮かび上がってきた時点での平成13年12月議会であります。今回は、さらなる実態調査も踏まえて質問させていただきます。 市道343号線と船取線との交差点まで行かずに、利便性の高い栄進ビルのわきの道路から東口改札に向かう横断者は、午前6時半から8時半までの2時間半で実に553人にも上る状況で増加しております。1分間に3.7人の割合となっています。特にピーク時の7時半から8時には192名で、11秒に1人の割合でした。駅前の交差点の信号と連動させた信号であれば、車の走行性を悪くすることはないのではと思います。そこを通る車のドライバーも、それが設置された方が安心だと言っております。私は、主として鎌ケ谷警察を通し、県警の方へ要求することが必要だと考えますが、この点についてお答えください。 道路行政2点目、東部小通学路、市道433号線の排水対策についてお伺いいたします。一般市道に指定されていながら排水対策のとられていない道路がまだまだ多く残されていることと思いますが、この市道は東部小の通学路にもなっていますのに、鎌ケ谷二丁目15番地先の60メートルほどは排水施設がありません。そのため雨水が路面にたまりやすい状況となっています。そこを車が通行すると、路面の水は舗装されていないところへ押し出され、大きな水たまりとなっています。早急に対策をとるべきと考えますが、お答えいただきたいと思います。 道路行政3点目、同じく北部小学校、市道2107号線の排水対策についてお伺いいたします。この道路は、北部小に通う児童が利用しておりますが、雨の際は中佐津間一丁目14番地先のグレーチング式U字溝より雨水が付近一面あふれる状態です。また、20番地先は船橋・我孫子線の方から大量の雨水が流れ込み、あふれています。このような状態のときでも、子供たちはそこを通って学校に行かなければなりません。この道路そのものの排水は、一体どのようになっているのでしょうか、お聞かせいただき、対策についてはどのように考えておられるのかお答えいただきたいと思います。 道路行政の4点目、平成15年度主要事業に計上された歩道整備事業の内容を伺うについてお尋ねいたします。年々自動車の交通量がふえ続けております。狭い道路をスピードを落とさず走り抜ける自動車や、県道の渋滞を避けて住宅地の中を走行するなど、はらはらする場面に出会うことが多くなってきている昨今ですが、交通事故ゼロの鎌ケ谷市の実現を市民だれしもが願っていると思います。清水市長の平成15年3月市議会における平成15年度の重点施策の説明の中に、従来の歩道整備のほかに交通安全施設を整備していくとあります。予算額3,042万3,000円を土木費、交通安全対策費として計上し、路側帯やカラー舗装を施工して、自動車と歩行者の通行区分の分離を図り、住宅地内では自動車の速度抑制を図ると説明されております。これは、具体的にはどのような安全対策を考えられておられるのでしょうか、ご説明いただきたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) 議長、保健福祉部長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。          〔保健福祉部長 青木 学君登壇〕 ◎保健福祉部長(青木学君) 私からは医療行政、鎌ケ谷市中核病院公募選定についての三つのご質問にお答えします。 まず、1点目の公募条件と財政負担についてでございますが、公募要綱にも記載しておりますとおり、誘致に当たって市は財政負担を一切行いません。すなわち、病院用地、建設地、設備購入費など開院に要する費用の全部、また開院後の運営経費のすべてを事業者の負担とするものであります。なお、議員ご質問の中で引用されました運営方式の資格証につきましては、公募条件を決定する過程の検討資料として添付させていただいたものでありますので、ご理解いただきたいと思います。 次に、お尋ねの2点目、公募条件である小児救急を含む24時間365日の救急医療体制などを継続的に実施する担保についてでございます。これにつきましては、二つの手法を講じて公募条件のすべてを担保してまいりたいと、かように考えております。一つ目の手法は、事業者と協定書を交わすことであります。二つ目は、市の意向を十分反映できる仕組みとして、病院管理者に加え、市や医師会等によって構成される中核病院運営協議会なるものを設置することであります。以上の手法により、公募条件を担保してまいりたいと考えます。 次に、お尋ねの3点目、鎌ケ谷市医師会及び船橋歯科医師会公募選定委員会の会議に2回とも出席していない理由についてでございます。まず、医師会につきましては去る5月14日付で市長あて医師会長名で委員の推薦を辞退する旨の文書をいただいております。また、同様の文書が議長にも提出されていると聞いております。推薦辞退の理由をかいつまんで申し上げますと、100%民設民営で2.5次の高次中核病院としての質と機能の維持は、医療関係者の常識では不可能であり、このことを前提とする公募選定委員会には参画しかねるとするものであります。なお、医師会の参画が得られなくても実務的には委員会の運営に支障はないと考えておりますし、県も了承しているところでございます。また、歯科医師会につきましては2回ともご都合により欠席される旨、事前に連絡を受けているところであります。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。          〔土木部長 飯塚順一君登壇〕 ◎土木部長(飯塚順一君) それでは、大きな2点目、道路行政についてご回答させていただきます。まず、最初の東武鎌ケ谷駅前県道への信号つき横断歩道についてのご質問でございます。ご指摘の箇所は、東武鎌ケ谷東口土地区画整理事業によりまして整備新設された道路であります、東側にある市道4122号線、西側の歩行者専用道路となっている市道3674号線が県道船橋・我孫子線に交差するところでございます。土地区画整理事業等で新規に設置されたこれらの道路につきましては、その形状、構造、交差点処理など、あらかじめ所轄警察署を通じまして公安委員会と協議を行い、警察の考え方を踏まえて現在に至っているところでございます。確かに信号機設置は、県道船橋・我孫子線の車の走行にマイナス要因でございますけれども、連動式ということでは渋滞の加速については、ある程度防げるものと思われます。しかしながら、信号機の設置にかかわる予算が警察署で年間1基がやっとという状況では、市全体でとらえてみましても、その設置はかなり厳しいというものと考えてございます。きのう原議員のご質問にもお答えしましたとおり、村の中でその危険が回避できる箇所であること、またほかの信号機の設置要望が多々ある中では、非常に難しいものというふうに考えてございます。 次に、2点目の東部小の通学路の排水対策についてお答えを申し上げます。まず、市道4335線の現状についてご説明申し上げます。この市道は、鎌ケ谷一丁目地先、県道千葉・鎌ケ谷・松戸線、京葉銀行の駐車場から市道34号線、鎌ケ谷八丁目地先まで全長約950メートルで、道路幅員が5.5メートルから3.6メートルです。そのうち幅員が4メートル未満の箇所が約750メートルほどでございます。お尋ねの鎌ケ谷二丁目15番地先につきましても幅員が4メートル未満となっておりまして、道路境界も一部確定しておりません。この場所から北側につきましてはU字溝が片側に敷設されておりますが、地元の排水組合、光の里環境整備組合の施設でございます。また、南側につきましては市の排水管が埋設されております。この排水管でございますが、数年前までは地元の排水組合の施設でございましたけれども、現在は市に移管されております。ご指摘のとおりこの約60メートルの区間には、側溝などの排水施設が設置されておりません。市街化区域内の住宅が密集した地区でもあり、市といたしましてもその必要性の認識は十分に感じております。この路線全体では何らかの形で約650メートルで、約7割近くまで排水施設が設置されておるのが現状でございます。この場所につきましては、数年前に比べまして空き地も減り、雨水がたまりやすい状況でありますが、ほかの事業も同じでございますので、事業を実施する場合にはまず事業計画に事業を計上いたしまして、その後順次整備してまいります。しかしながら、現在当該箇所の整備計画というものは実施計画上の位置づけはございません。早急な対策はなかなかできませんので、実施計画とは別に道路にたまる雨水の状況を確認しながら暫定的な対応を考えてまいりたいと、このように考えております。 次に、小さな3点目、北部小学校への通学路の排水対策についてでございますけれども、北部小学校の近くの市道2107号線の排水対策でございます。市道2107号線は、全長で約600メートルの一般市道でございます。鎌ケ谷市中佐津間一丁目13番地先の市道6号線との交差点から中佐津間二丁目17番地の沼南町との行政界の区間でございます。この路線の東側は調整区域でございまして、住居はございません。西側が市街化区域でございますが、住宅と畑が混在している区域となっております。この路線の排水整備でございますけれども、雨水を処理できる市道水路敷が並行して流れる1級河川大津川までつながっておりません。このため現状では市道6号線、あるいは沼南町道にその流末を確保する必要性がございます。ご指摘のございました中佐津間一丁目14番地先のU字溝でございますけれども、これは浸透式となっております。ある程度の雨が降りますと、あふれるといった状態になるわけでございます。部分的な水たまりなどの解消につきましては、維持的に対応を図ってまいりたいというふうに考えてございます。現在一般市道の整備についてでございますが、きのう申し上げましたとおり舗装率が約91%を超えておりますので、側溝の設置を中心に整備をしております。この路線は、優先度で申しますと、住宅が点在しておりますが、密集地域から見ますと、やや落ちるのではないかというふうに考えられます。早急な整備については、いましばらく待っていただきたいと、このように思っております。 次に、中佐津間一丁目20番地先の雨水対策でございますけれども、この場所は地形的に谷津田となっておりまして、この道路が付近で一番低いことから、県道以外からも畑や雑木林からの雨とともに、大量の泥が道路にたまる状況になっております。必要により畑などに土のうを積むなどの処置も1年間に数回行っているところでございます。なお、県道につきましては管理する千葉県東葛飾土木事務所に雨水対策の申し出を今後行ってまいります。 次に4点目、平成15年度の主要事業に計上されました歩道等整備事業の内容について、具体的にどのような安全対策かというお尋ねにお答えいたします。歩道等整備事業5カ年計画の内容でございますけれども、都市計画道路整備事業や幹線市道の歩道整備事業に加えまして、平成15年度から新たな交通安全対策事業を立ち上げました。具体的な事業内容でございますが、まず道路区画線などの設置です。市内には、道路幅員の狭い道路が数多くあります。市の財政状況に余裕があれば、このような道路は用地買収によって拡幅し、構造的に車道と歩道を分離したり、交差点改良を行ったりすることが最も基本的な安全対策ですが、そのためには多額の事業費や長い年月を要するため、短期的に事業を進めることは非常に困難です。そこで、市では歩行者の安全を第一に考え、早期にできる施策として、歩車道分離ブロック道路区画線、カラー舗装の設置を中心に事業を進めます。 次に、コミュニティゾーン交通安全対策について申し上げます。これは、歩行者の通行を優先する住居系地区などで車両の速度の抑制、通過交通の排除などの施策を実施いたします。これにはハンプであるとか、狭窄等の物理的な手法と、一方通行、速度規制など交通規制による手法がございます。これらの事業につきましては、学校や駅周辺から実施するため今準備作業をしているところでございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) それでは、順を追いまして再質問させていただきます。 まず、中核病院の公募選定についての1点目、公募条件と財政負担について市の財政負担は一切ないというお答えでした。逼迫している市の財政状況から、新たな負担が行く行く生じたらという心配は無用との認識でよろしいのかなと思います。 それに関連して質問させていただきたいことがもう一つございます。それは、医療の森整備基金についてです。たしか医療問題懇談会の検討の中で、地域医療の拠点をつくるために医療の森整備基金条例がつくられ、基金が積み立てられ、それが4億円余りあると聞いておりますが、その基金は今後どのようになるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。
    ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) 医療の森の整備基金についてのお尋ねでありますが、市は一切の財政支援を行わないことから、今回の公募条件を満たす病院の応募があり、決定されることになれば基金を使う必要はないわけであります。したがいまして、基金は同条例第5条の規定により、地域医療の拠点を整備する事業の財源に充てようとする場合以外は処分することができないとなっていることから、当該条例の廃止をお諮りすることになるのではないかと、かように考えております。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 次に、2点目の公募条件の担保について協定書や運営協議会などの設置を考えられているというお答えでございましたが、ではその運営協議会について伺いたいと思います。運営協議会にはどんなメンバーが入られるでしょうか、お教え願います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) 運営協議会のメンバー構成につきましては、現在検討中の段階にあるわけですけれども、とりあえず市の代表、それと病院管理者、医師会の代表、それと議会の代表、以上申し上げたメンバーは必須になるのではないかと、かように考えております。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 公募条件が応募者側には大変厳しい内容かと思いますが、住民の要求に立ってみれば、その条件が担保されるということが大切だと思っております。今のお答えで医師会の問題が出ましたが、3点目とかかわりますので、3点目に移らせていただきます。 3点目の医師会と歯科医師会の件ですが、先ほどのご答弁で医師会は不参画でということです。そして、歯科医師会は欠席ということでしたが、医師会の方ですが、このまま不参画の方針を変えない場合、その後の地域医療との連携を図る上で問題はないのでしょうか。これが1点目のご質問です。 また、2回の公募選定委員会に欠席したという歯科医師会の場合、医療機関を選定する会議には今後参加が見込まれるのでしょうか、その点二つお答えいただきたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) お尋ねが2点ございまして、まず1点目の医師会の不参加の方針を変えない場合の地域医療との連携、今後の問題、これにつきましては中核病院そのものが医師会の先生方の診療所を中心とする日常医療を、これをベースにしているわけです。その上に立って病診連携、ひいては地域医療の充実が図られるものだということは、これはもう事実関係でございます。一昨日の月野議員にもお答えしましたが、この時点で医師会も既に3年後の中核病院の開院を視野に入れた中で、地域医療における医師会と中核病院の位置づけ、この辺について現実的な対応する機運が感じられるところでございます。行政といたしましては、月野議員にもお答えしましたが、今後とも地域医療に果たす医師会の役割の重みを認識した中で取り組んでまいりたいと、かように考えております。 それと、お尋ねの2点目、歯科医師会の今後の参画の見込みはどうなのだというお尋ねだと思いますが、今後の医療機関を決定する3回目の会議は8月中にも開催することになろうかと思うわけです。しかしながら、日程が定まらないこの時点で歯科医師会の先生方の出席の見込みをお尋ねされても、何とも申し上げようがないというところでございます。なお、日程が決まりましたら従来どおり出席のお願いはしてまいりたいと、かように考えております。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) ぜひ医師会の方々が参加するようにお願いいたします。不況の中、医療費の負担が引き上げられて、住民は大変な思いをしていると思います。自由診療の拡大などされることなく、住民にとって本当に頼りにされる、頼りになる医療機関が選定されることを心から望みたいと思っております。このことを要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。 道路行政についてですけれども、駅前県道の信号機つき横断歩道の件でお尋ねいたします。市の方では、大変難しいという今までの2回のご答弁と変わらないご答弁だったのですけれども、そこの最近の実態をごらんになっておられるとは思いますが、どう感想を持たれましたか、お教え願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 実は、私も当該場所は通勤の経路でございまして、毎朝そのような状況は見るときがございます。実際問題は、これは先ほど申しましたように信号機そのものにつきましては、なかなか難しいというのが今の状況でございますので、きのうもお話しさせていただきましたようにやはり交通安全ということから、歩行者の方々にとりましてはやはり信号機のついた横断歩道を渡って危険を回避していただきたいと、このように願うわけでございます。信号機そのものにつきましては、今後県道船橋・我孫子線につきましては、将来的には市道22号線から県道に出てくる計画等もございますので、その段階になりましたら、またこの辺につきましても検討させていただきたいと、このように考えております。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 少ししつこいようで申しわけないのですが、信号機の件なのですが、1年に1基しか信号がつけられないということをお聞きしております。この件で県警の方にこの要求を上げているということはありますか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 警察の方には、お話はさせていただきたいと思います。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) これからなさるというお答えでしょうか。それでよろしいですか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 今までも区画整理事業のときの協議もしておりましたけれども、これからも現状の実態に合わせましてお話をさせていただこうということでございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 信号が市の要求で今24基あるというふうにも伺っておりますが、その優先順位はどこでだれがお決めになるのでしょうか、お願いいたします。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 優先順位は鎌ケ谷警察の方で決めます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 駅前県道の信号機つき横断歩道は現状ではできかねるというお答えで、過去2回の答弁と同じものでございました。少し残念でございます。平成7年、13年、そして15年と、道路状況は大きく変化しています。朝も夕方も今部長がおっしゃったとおり危険な横断が毎日、毎日繰り返されているのが現状です。連動式の信号なら渋滞も心配ないと私は思っております。歩行者にとっても、ドライバーにとっても利便性、安全性は高まると思っております。ぜひ一日も早く現状に見合った安全対策を実現されますよう切にご要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。 二つ目の道路行政についてのご質問ですが、市道433号線は東部小の通学路となっております。再度確認ですが、改修についてお伺いいたします。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 市道の433号線は、議員ご指摘のように今通学路でございます。車両等の通行も相当ございますので、今後部分的な対策を検討してまいります。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 部分的というのは、私が先ほど指摘しました60メートルの区間のことと思いますけれども、なぜ排水施設は設置されていないのですか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 先ほどのお話に出ました60メートルのところでございます。この部分につきましては、私も現場を確認しておりますけれども、現在の状況では一部舗装の補修をいたしましたり、集水桝などを設置することがその部分的な対策になるのではないかというふうに考えております。 また、なぜ今までこの地区に排水施設が設置されていないのかというふうなことでございますけれども、当該地先には道路境界が一部未確定となっております。また、数年前までは両方向の流末は排水組合の施設でございました。そのようなことから未整備となっておりましたけれども、今後境界などの確定作業なども実施してまいりたいと、このように考えてございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 境界確定の後は、どのように工事を進めていかれるのかお聞かせ願います。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 境界が確定しませんと、どの位置に集水桝やU字溝などの構造物を設置することができるか難しい状況ということになります。確定いたしますと、境界ぎりぎりに設置できることになりますので、これによりまして集水桝やU字溝が車両により破損することの少ない位置に設置することができるような状態になります。また、境界が未確定の場合は舗装もできないということになるわけでございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 一日も早く、暫定的ではございましょうが、早急な工事完了を要望して、次に移らせていただきます。 3番目の市道2107号線の排水の件ですが、流末がないということなのですが、流末のない排水については雨水はどのように対応しておられるのでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 排水計画につきましては、最近の都市化に伴いまして、現実的にはその整備がなかなか追いつかないというふうな状況にございます。昭和40年代からは、そのために地区の代表が排水組合を設立いたしまして、その組合に市が補助金を支出することによって対応を図ってきたというふうなところでございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) それでは、この地区の具体的な対応はどのように考えておられるのか伺います。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 具体的には、先ほど申し上げましたように大津川へ流入する排水施設を整備するということが一番の最善策というふうに考えております。この整備には、二つの考え方があろうかと思っております。一つ目は、市道の2107号線と市道6号線に約400メートルほどの側溝整備と排水管の埋設を行う方法、二つ目の方法といたしましては部分的に大津川までの横断施設として約80メートル区間の用地を買収いたしまして、排水の施設を設置するという考え方がございます。いずれにいたしましても、かなりの予算が必要でございますので、先ほど申し上げましたが、いましばらくは部分的な対応をさせていただきたいと、このように考えてございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 関東地方も梅雨に入りました。雨の日が多くなってくると思いますので、根本的な排水対策をお願いしたいと思います。なおかつ、今すぐ可能な暫定的な対応策の検討をぜひお願いいたします。また、県道からの雨水流入対策ですが、県への要望とは別に、市の対応は土のうを積むというお答えでしたけれども、それ以外の対策はないのでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 先ほど申し上げましたけれども、本来ならば道路に側溝が設置されることが最善というふうに考えておりますけれども、現状ではなかなか改善されないのが実情でございます。現地を確認しながら、維持補修ということで今後も検討させていただきたいと、このように考えてございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 通学路になっていて、そこを通る子供たちのためにも、一日も早い改善をお願いいたしまして、次の質問、四つ目、最後でございますが、質問に移らせていただきます。 先ほどのご答弁の中で、道路区画線カラー舗装等を設置し、通行区分を明示し、歩行者の安全確認を図るとのお答えでしたけれども、歩行者の安全性という面でとらえてみると、どのように考えておられるのかお伺いいたします。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 確かに歩行者の安全確保という面では歩行者と車両が別々、いわゆる区分をするということが最良の安全策というふうに考えております。現在そのような事業につきましては、主要市道の歩道整備事業、あるいは都市計画道路の整備事業ということで進めているところでございますけれども、それには何回も申しますとおり多額の費用、かつ相当の時間を要します。短期的な対応が難しいというふうなところでございます。そのために短期的な対応といたしまして、現状の道路の中で新たな施策としてこの歩道整備等5カ年計画を展開いたしまして、歩行者の安全を確保しようというものでございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) この事業は第2次実施計画に位置づけられておりますけれども、この5年間での全体の事業量と今年度の整備箇所についてお伺いいたします。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 歩道等整備5カ年計画のうち、安全対策事業の全体の事業量等のお尋ねについてお答えするわけでございますけれども、安全対策事業の整備期間及び事業費は今年度、平成15年度から19年度までの5カ年で、事業費は1年間2,000万円、総事業費は5年間でございますので、1億円をもって実施する予定でございます。それから、道路区画線及びカラー舗装の整備に当たりましては、特にお子さんの安全確保と歩行者数の多い箇所を実施するような考えでございまして、そのために通学路及び鉄道駅周辺を優先的に整備をいたします。今年度の実施区域につきましては今準備作業中でございますけれども、小学校区と鉄道駅の周辺から実施したいと、このように考えてございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 通学路と鉄道駅周辺を優先的に整備されるというお答えでしたが、実際に整備するに当たって施工する範囲をお伺いいたします。
    ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 実際に整備する区域はどこからどこかというお尋ねでございます。まず、道路区画線につきましては施工条件を満たすすべての通学路に実施をさせていただきます。鉄道駅周辺につきましては、駅を中心に半径300メートルの圏内に、それをめどに施工するような考えでおります。次に、カラー舗装でございますけれども、カラー舗装は学校、駅中心に300メートルの圏内をめどに施工区域として考えてございます。 ◆1番(宮城登美子君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 1番、宮城登美子君。 ◆1番(宮城登美子君) 今お話のあった内容は、既に施工された他市の例で交通安全に効果があるという判断により計画されたものと思っております。その計画に沿って、どうぞ速やかに進めていただきたいと切に要望いたしまして私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(平原俊雄君) 以上で1番、宮城登美子君の一般質問を終結します。 ○議長(平原俊雄君) 次に、19番、鈴木道雄君に発言を許します。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。          〔19番 鈴木道雄君登壇〕(拍手) ◆19番(鈴木道雄君) 議席ナンバー19番、鈴木道雄、6月定例議会に当たり、市政に関する一般質問を行わせていただきます。大変申しわけないのです。風邪を引いておりますので、少し声帯が太いものですから、聞きにくいと思うのですが、お許し願いたいと思います。なおかつ、今回欲張って6点ほど取り上げましたので、毎度のことなのですが、少しピッチを速めてしゃべらせていただきますので、ご了承願いたいと思います。今回私が取り上げたのは、福祉行政1件、道路交通行政3件、一般行政2件でございます。順次通告に従って質問させていただきます。行政当局、よろしくご回答の方をお願い申します。 さて、通告1点目、民生委員・児童委員の果たす役割について。当市の保健福祉手引14年度版57ページを開くと、民生・児童委員とは地域社会で生活に困窮している人だけではなく、児童や心身障害者、老人などのことで何らかの心配を持っている方々の相談、指導に当たると記述されております。そして、活動内容は具体的に箇条書きで述べられておりますが、時間の関係で以下省略させていただきます。さて、現時点における民生委員の定数は148名で、各委員は国の厚生労働大臣から委嘱を受けて、行政における所管窓口は社会福祉課で、委員を統括する組織としては民生委員児童委員協議会という団体があります。各委員の具体的活動の場としては、行政のコミュニティエリアと同様に市内6地区に分かれた地区協議会の中で活動されているようですが、活動項目の中で特に生活保護対象者の家庭のことで時に、行政は知らないのか、民生委員はどこに目をつけているのかという厳しいご批判の声を一般市民より私に寄せられることがあります。事例を申せば、あの方は生活保護者に該当しないのではないか。あの方は家族と同居し、るんるん生活をしているので、対象外ではないのか。あの方はパチンコ三昧生活、それでよいのか等々。もちろん行政も各民生委員も職務の使命感に燃えて従事していることは私は理解しているものだが、しかしこのような声を寄せられると、もしそのことが事実とすれば、対象家庭に対する職務上の実情、実態調査はいつ、どこで、どう取り組んでいるのかという素朴な疑問がまた起こってきます。そこで、以上を踏まえて質問いたします。まず、行政から見た民生委員・児童委員の果たす役割をあえて私はお尋ねします。ご回答願います。 通告2点目、県道市川・印西線と接する市道2902号線の起点箇所における拡幅及び改良について。今回通告した市道2902号線は、起点が主要県道である市川・印西線、通称木下街道に接続した道路で、その場所は変則五差路と言える交差点であります。そして、その交差点を起点とした市道に別名風間街道と言われる市道19号線があり、また交差点内には市道273号線も接しております。さらには、市道2903号線もほぼこの交差点の領域に接しておりますので、これを入れると何と変則六差路の交差点ということにもなります。このような形状から交差点の信号機の時間の長短はあるものの、待ち時間は当然長くなり、このために特にドライバーは信号待機時間を待ち切れずに、時には交通標識を無視したり、強引な運転をして県道に割り込むために、対向車線に限らず、それぞれの市道から県道に入ろうとする車は、右折、左折にかかわらず、信号が青になっても県道への出入りの不便さもあって、交差点内に速やかに入れず、また反対に県道から市道に入ろうとする車も同様で、次の信号待ちということも日常茶飯事に起きております。しかし、そのような実態にもかかわらず、今日まで交差点内の交通渋滞は一向に解消されないまま現在に至っているのが実情であります。このことがまたドライバー同士の口論の絶えないところであり、その光景をしばしば接する者としては、速やかな改善が待たれるところであると私は解しております。そこで、質問1としてお尋ねいたしますが、まずこの井草交差点の現状を市はどのように分析し、認識しているのかお聞かせ願いたいと思います。 次に、通告3点目、信号機の設置についてでありますが、今日管内の国道、県道、市道を含めた道路で人、車の往来の激しい箇所には各種の信号機が臨機に取りつけられ、交通事故の未然防止、円滑な往来、交通整理として大きな役割を果たしておりますが、都市の発達、進展に伴って、これまでは信号機をつけるほどでもなかった場所にも設置して、安全対策に力を入れておることは可としながらも、市全体通してみれば、まだまだ十分と言えないと思うのであります。そこで、質問2点ほどいたします。まず、第1点目として信号機の設置要望件数については、ただいま宮城議員の質問でもご本人が答えたように24カ所ということで、これは昨年12月、駒崎議員が質問した時点の中で24カ所と答弁されておりますので、その後の状況及びその対応についてお聞かせ願いたいと思います。次に、質問2点目、市川・印西線の白井市と行政境付近にある信号機は、現在押しボタン式信号であるが、この場所の現状をどうとらまえているのかお聞かせ願いたいと思います。 通告4点目、清水市政後の人事異動に伴う体制についてお尋ねします。行政の果たす目的は、住民福祉の実現にある。その実現の根幹は財政であるが、現下の状況は本市に限らず、国を初めとして全国の自治体財政は長引く不況により非常に厳しい状況下であることは申すまでもありません。このため前皆川市政も平成6年10月、行財政改革推進本部を立ち上げ、一定の成果を上げてきた経緯はありますが、依然として景気は好転せず、むしろ日増しに厳しくなっていく財政状況からして、新たに市政を担った清水市長も市民による提言書、職員による財政再建プランなどを踏まえて、ただいま助役を本部長として本年9月、計画策定に向けて、新たに鎌ケ谷市行財政改革推進本部を設置し、取り組んでいることに対し、私は期待を寄せているが、しかし行政効果を上げる手段は、最たるは人であり、したがって職務職制に対応した適正な職員の人事配置、適正な人事異動をすることは言うまでもありません。まさに行政は人なりということもあって、人事異動によってマンネリズムの打破、意識改革、個々の能力を生かし、そして活用を図る効果は大であるが、だからといって市長に人事権はあるといえども、やみくもに乱用してはならないことはまた当然であります。さて、清水市長は行政府のトップとなってから、早いもので満10カ月となりました。この間市長は、任命権者として職員の人事異動については昨年の10月人事、11月人事、そして3月議会では助役、収入役の同意案件の人事がありまして、この4月には職員の定期異動と計4回実施されました。特に昨年12月議会では、さきの10月人事の結果を踏まえて、私は市長に対して厳しい質問をしましたが、私は今回はこれまでの4回の異動を踏まえた中で1点質問させていただきます。人事異動の最大の目的は人事の刷新であるが、市長は人事異動する際に任命権者として通常どこに主眼を置いて辞令交付されるのか。この4月の定期人事異動について、どこに視点を置いてなされたのか。また、昨年実施した人事異動も同じ視点で行ったのかどうか、あわせてお聞かせ願いたいと思います。 通告5点目、災害などにかかわる危機管理体制についてと。災害や大きな事故、事件は忘れたときに来るとよく言われていますが、ここで一例を災害で申し上げるならば、1995年、すなわち平成7年1月17日未明、京阪神を直撃した直下型の兵庫県南部地震では大惨事が発生し、6,425人の尊い命を奪いました。そして、戦後最大の災害となったことは記憶にまた新しいと思います。そして、時の政府は村山内閣でありましたが、このときに危機管理をめぐる法律や行政の仕組みの欠陥を一遍にさらけ出し、国会で紛糾した経緯がありました。その理由は、大惨事が発生したにもかかわらず、発生直後の政府部内の連絡のおくれ、国と自治体の調整混乱、自治体の出動の立ちおくれによるものでありました。しかし、このことは何も災害だけに限らず、昨日の泉川議員の質問の中でも述べられた大阪教育大附属池田小学校の児童の殺傷事件でわかるように、日々社会生活を営む中で、いつ、どこで、何が起きるかわからないのが昨今の社会であります。加えて、当市も他の自治体同様に本庁舎を初めとして出先には小中学校を初めとして各種公共施設がありますが、その施設内で万が一にも緊急非常事態に遭遇した場合、施設管理者たるものは素早い行動で危機管理体制の対応が求められます。そこで、お尋ねします。質問1として、まず担当部局にお尋ねいたしますが、緊急時における市民の安全対策、安全確保を図る上で平素職員には職務を通じて危機管理をどのように持たせて従事させているのかお聞かせ願いたいと思います。 次に、通告6点目、市道2737号線の道路計画及び交通計画について。この市道は、起点を主要地方道である市川・印西線に接し、終点を市道273号線に接した市道であります。また、東武団地調整池に接するところでもあります。そして、幅員は2.7メートル、全長約200メートルの市道であります。また、この道路の側面の地形を申せば、東側は住宅が建ち並んでいるが、片や西側は1棟家があるのみで、あとは畑で、歩行者と車はその間を通り抜ける道であります。そこで、問題点でありますが、この市道の幅員については、ただいま申し上げましたように車が通行する際、歩行者と接するほど幅員が狭いのであるが、その市道と知りながらもドライバーは近道として利用されます。そのために時に対向車に出会えば、申すまでもなくドライバー同士の道の譲り合いで時に口論、その光景を見る地元市民はトラブルの発生の市道と言っております。そこで、以上申し上げて質問いたします。この質問は、先ほど通告の市道2092号線と同一の趣旨でありますが、まずこの市道をどのように現状認識されているのかお聞かせ願いたいと思います。なお、通告の2点と通告6点については同一の交差点に関係しておりますので、その中で一括でご答弁いただいてくださっても結構でありますことを申し添えます。 以上をもちまして、第1回の質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。          〔保健福祉部長 青木 学君登壇〕 ◎保健福祉部長(青木学君) 鈴木議員のご質問の1点目、民生委員・児童委員の果たす役割についてお答えいたします。 民生委員は民生委員法に基づき、地域社会の福祉の増進を図るため、市町村の民生委員推薦会からの推薦により厚生労働大臣が委嘱しております。また、児童委員を兼ねており、地域住民の福祉の相談や、社会福祉行政への協力活動を行っております。本市では、定員148名が市内6地区に分かれてそれぞれ活動しております。民生委員・児童委員の役割でありますが、大きく5点ございます。1点目は、地域住民の生活状況を把握することでございます。2点目は、援助を必要とする方がその有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう相談、助言等の援助を行うことでございます。3点目は、援助を必要とする方が福祉サービスを適切に利用するために必要な情報を提供することでございます。4点目は、社会福祉を目的とする事業を経営する方や、社会福祉に関する活動を行う方と連携し、その事業や活動を支援することでございます。5点目は、必要に応じ、地域の人々の福祉の増進を図るための活動を行うことでございます。以上、五つの役割を申し上げましたが、その活動は地域住民の身近な相談相手として、また福祉サービスを必要としている住民と行政をつなぐ橋渡し役として、その社会的役割は非常に重要なものがあると認識しております。今後も民生委員・児童委員との連携を図りながら、社会福祉の向上に努めてまいりたい、かように考えております。なお、平成14年度の相談、支援、調査などの活動件数は2万2,664件であります。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。          〔土木部長 飯塚順一君登壇〕 ◎土木部長(飯塚順一君) 私からは、大きな2点目と6点目、先ほど議員の方から2点目、6点目は現状認識でございますので、一緒に回答してもよろしいというふうなお話でしたので、2点目、6点目につきましてのことにつきまして、まずご回答させていただきます。このご質問の2点目、6点目につきましては通称井草の交差点に関してでございます。井草の交差点は主要地方道市川・印西線、通称木下街道を本線といたしまして市道19号線、通称風間街道でございます。市道、それから市道2902号線、市道2737号線との交差部を有する変則五差路の交差点でございます。市川・印西線は、井草交差点付近では、12時間交通量が約1万2,000台ございまして、県道でございまして、県道の幅員そのものは約12メートルで、歩道幅も十分と言えず、右折レーン等も未設置の状況となっております。また、交差する市道については県道とY字型に分岐し、白井市に通ずる幅員7.3メートルから8メートルの市道19号線、これが通称風間街道ですが、それと東側の東鎌ケ谷二丁目、三丁目の住宅街へのアクセスとなっている幅員4.2メートルから3.6メートルの市道2902号線、それから西側の東初富地区、三井住宅、東武団地へのアクセスとなっている幅員2.7メートルの市道2737号線がありまして、その形状は極めて複雑となっております。さらに、付近には鎌ケ谷大仏交差点や、その先には新京成電鉄の踏切が至近距離にありまして、井草交差点の交通渋滞に一層拍車をかける結果となっております。交差点の信号処理も変則五差路の形状から三現示処理となっております。したがいまして、信号での待機時間や、その形状から、市道2902号線や市道2737号線で出入りする地元の方のご不便は十分ご理解できるものでございまして、今後交差点改良事業を実施する必要性は十分認識しておるところでございます。このような状況を踏まえまして、当該井草交差点は形状の改良を含めた抜本的な改良事業を実施しなければいけないものと考えておりまして、現在隣接の鎌ケ谷大仏交差点におきましては県において交差点改良事業を実施中であります。井草交差点は至近距離にありますので、その井草交差点の改良の必要性を県といたしましても認識していただいているところでございます。県では、この大仏交差点、くぬぎ山交差点の改良事業を現在実施中であり、今後は井草交差点を次の事業候補地として、市としても積極的な要望、働きかけを行っていきたいと、このように考えてございます。 次に、大きな3点目の信号機のことでございますが、24基の要望箇所のその後の状況等でございます。平成10年度から平成14年度までの過去5年間の集計でございますが、この5年間で6基の信号機が設置されております。場所をお話しさせていただきますと、鎌ケ谷高校前、粟野派出所前、それから稲荷西交差点、鎌ケ谷中学校体育館前、新田郵便局前、京葉ガス前と、このようなところに設置されております。なお、まだ設置が残っている要望箇所が現在24カ所ございますので、これも引き続き要望をさせていただきたいと思っております。 それから、市川・印西線の白井市との境界付近にあるところの現状の認識でございますけれども、お尋ねの市川・印西線で白井市との市境に設置してあります押しボタン式の信号につきましては、これは基本的な考えとしては東鎌ケ谷から初富小学校へ通う児童の通学路と歩行者の安全確保を主体として設置されたところでございます。これは、市道側から県道の市川・印西線へ車が通行するということにつきましては、やはり注意を払わなければならないような状況になっておるというふうなことでございます。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) 鈴木議員からの人事異動に関するご質問3点ですが、1点目の通常どこに主眼を置いてやるかということですが、それはまずその人物がそのポストに適任かどうか、その人物がほかにもっとふさわしいポストはないかということをまず基本に考えて、さらには鈴木議員ご指摘のマンネリズムというお話がありましたけれども、マンネリズムによる能率低下を防止するということ、さらにはジョブローテーション制度によりまして長期的、計画的な人材育成を実施すると、そういった観点で人事の異動を行っております。 2点目の4月の定期異動はどこに視点を置いていたかということですが、4月の人事異動は従来管理職以外の職員に対して自己申告制度をやっておったところでありますが、今回管理職の部長、課長まで自己申告制度を拡大しまして、管理職の本人の意見も参考にしながら、適材適所の異動に努めたというところでございます。また、2点人事異動の観点を申し上げますと、1点目は行財政改革を全庁的に行っていくということから、行財政改革担当参事、また行財政改革推進室、これをつくったということ、2点目は農業の振興、商工業の振興、また障害者支援、高齢者支援、こういったもののために組織改正を行ったということ、この2点の組織改正に伴った人事異動を行ったということであります。 3点目のご質問の従来の人事異動も同じ視点であったかどうかということですが、従来から私の話の冒頭に申し上げたとおり適材適所ということで、同様の視点で従来どおりの人事異動を行っているということをお答え申し上げます。 ◎市民部長(久野義春君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 久野市民部長。          〔市民部長 久野義春君登壇〕 ◎市民部長(久野義春君) 鈴木議員5点目の災害等に係る危機管理ということに関しましてご答弁申し上げます。私からは、防災担当という立場から申し上げさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 災害等に関する危機管理といたしましては、鎌ケ谷市地域防災計画によりまして次の3点が挙げられようかと思います。まず、第1点目は大規模事故についての対応でございます。社会的要因による大規模な事故被害に対しまして災害対策を一層充実強化することが求められていることから、本市においても交通災害や危険物災害等大規模事故災害に対する潜在的な危険性がございますので、大規模な事故に対する応急対策を充実強化するために、鎌ケ谷市地域防災計画に大規模事故災害対策を策定し、大規模火災、危険物災害、航空機災害、それから鉄道災害などにそれぞれ対応することとなっておるわけでございます。2点目としましては地震災害の対応でございます。これも市の地域防災計画第3章に、地震応急対策計画というものを位置づけておるところでございます。次に、3点目でございますが、水害対策でございます。水害対策は、鎌ケ谷市地域防災計画第4章に風水害応急対策計画という項目で位置づけておるところでございます。なお、この水害対策につきましては、本市におきましては今まで災害対策本部の体制をとるような、いわゆる大規模な水害は発生しておりませんので、現状といたしましては市内を四つの地区に分けまして、それぞれの地区ごとに対策本部を設置することによりまして、実情に即した水害対策を行っているというのが実情でございます。これらはいずれも市民の生命、財産、身体、それらの安全を守るという観点からしまして大変重要なことでございますので、お尋ねの職員に対する危機管理意識ということに関しましては、私どもとしましては先ほど申し上げました防災計画とあわせまして、全職員に対しましていざというときの迅速な対応と市職員としての心得、そして日常的な意識の向上を図っていくために職員用の職員防災マニュアルというものを作成し、配付しているところでございます。 ◆19番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) 一応私の質問に対しては、的確にお答えいただいたと思います。まず、お礼を申し上げます。 そこで、ご質問を順次させていただくわけなのですが、通告1点目、民生・児童委員の果たす役割、これは取り上げるまでもなく、民生委員という職務は重々私もわかっているわけなのですが、今回あえて取り上げたということは、先ほど壇上で私が申し上げたように事例を挙げました、そういうことが現実問題としてある。それと、今回ちょうど私たち同僚議員にも関係するわけですが、選挙というさなかに、ここに1通私に手紙を寄せてくれた人があるのです。こういう問題があるので、日ごろ私がふだん寄せられることを踏まえて、やはり議会の中で実情、実態調査というものをきちんと法の遵守に基づいて該当するものは該当する、これ当たり前のことです。権利と義務ときちんとしなければならない。こういう問題が起きるということは、どこかに何か欠陥があるのではないかというようなことを踏まえて取り上げさせていただきました。 ここで守秘義務がありますので、読んでいけないところは外しますが、そのことに関して読める範囲は読みます。これは児童扶養手当ということ書いてあるのですが、「鎌ケ谷市の財政は豊かなのでしょうか。母子家庭と偽って児童扶養手当を受け取り、その大切なお金でパチンコをし、お酒を飲みに歩いている母親がいます。9万円もするアパートに住み、堂々と」、次のことはちょっと言えないので、とにかく一部カットして、「住んでいます。一生懸命女手一つで子供を育てている母親として恥ずかしいです。こんな不正を何で鎌ケ谷市は許すのですか」と、相手の不正人物なる者をちゃんと書いて、私もどこの人かなと見たのですが、こういうふうに来たのです。私は、かねがねそういうものを法という遵守の中で、先ほども言いましたが、法をいわゆる悪用するとか、あるいは行政の本当に対応が今おくれなければ命が救われる、こういうようなことが報道でよくあります。ですから、そういうことは、やはりこういうようなたとえ一人でもあるということは、これをやはり何らかの形で取り上げなければならないという私の議員としての責務から今回取り上げたわけでございます。 そこで、ご質問します。まず、民生委員はいろいろのさきの5項目についての問題で、地域でいろいろと生活保護、具体的には生保の話でしますけれども、こうこうあれば、しかじかということで、一緒になって相談に乗って該当するというような状況を踏まえると、ある程度こっちの窓口で相談に一緒に行く場合もあるし、いろいろな指導すると思うのですが、問題は生保に合致して対象になった後に、当然一時的に生活保護受ける方もいるし、いろいろな状況があると思うのですが、問題は資力を回復したときには当然それは打ち切りという状況になります。その辺のところがやはりいろいろな状況であるから、折々私の耳にも入るという状況でございますので、一体その辺の実態調査はどういう角度で、年どういう方法でなさっているのか、この辺のところについて、ひとつかいつまんでお知らせ願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、保健福祉部長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) 生活保護の不適切な受給と申しますとか、その辺のお尋ねだと思います。民生委員と生活保護のかかわり、ご質問からいえばそういうことになるのでしょうけれども、とりあえず民生委員につきましては生活保護の関係では大きく二つご活躍いただいております。一つは、保護の申請時に生活実態調査ということで私どものケースワーカーが行くときに同行していただきまして、いわゆる保護の適用に当たってのご意見をまずいただくことが一つ。それと、保護を受けた後には日常生活のいわゆる把握ということで直接行っていただいていて、いわゆる自立に向けた指導もそこでやっていただいていると。仮にその中でいわゆる決定時と決定後で相反するような事実が判明した場合には、もちろん保護費の変更、あるいは保護の廃止というような一連の手続に移るわけでございます。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) そうしますと、民生委員は保護のそういう生活に困窮している人のいわゆる生活指導とか、いろいろな状況を踏まえて対応する。実際の実態調査等々は、これは社会福祉課の保護係ですか、なさっていると思うのですが、では具体的に保護係はまず前段として生活保護者が何世帯あるということを全体にご答弁願いたいのですが、そしてそれを生活保護係の担当が何名で、どういう年間通して必ず調査しているのか。あるいは、隔年なのか。ある程度対象人数が多くて、実際の当たる係の者が少ないわけですから、その辺のところはどうとらまえているのか。そして、常に民生委員に対する、そういう状況をどういうふうな形でしているのですか、その辺をもう少し細かくご答弁願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) まず、生活保護係の職員数は5人でございます。それと、現在の被保護世帯ですか、これは世帯数で359世帯、人員で530人でございます。こちらに対するケース指導ということで、こちらが直接的に自宅の方に伺う回数は月1回、おおむね原則的に。そういった形で職員の方は伺っております。それで、具体的にその中で必要があれば直接こちらの方にもまた来ていただくし、電話等の指導もございますし、そういった形で補足するような形もやらせていただいております。それから、民生委員につきましてはその間極力、数は私今この段階でどの程度行っているかということを把握しておりませんけれども、ケース・バイ・ケースでやはり行く必要性のあるケースのところにはかなり細かく伺っているというふうに把握しております。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) 毎月基本的には歩いているということでございますが、しかし現実にこういう問題が起きるということ。そうしますと、その辺の整合性はどうなのかということも一つの疑問に浮かんでくるわけです。それと、もう一つは民生委員は自分の居住地を大体エリアという中に一つのそういうお方たちの生活の困窮している対象者を抱えております、大体自分のエリア。ですから、そこには情実というのですか、あってはならないのですけれども、やはり人間ですから、いろいろな状況を踏まえる中で、最初は困っている手を差し伸べる手だてで一つのそういう生活指導等をしたのですが、今度実際に受けて、今のようなそういう状況になったときに、なかなか民生委員そのものも、ここはこうこうだということはなかなかできないという一つの、地域住民と一体ですから。やはりそういうところは行政が的確にするということが急務だと思うのですが、その辺のところは後の質問もありますから、今後の。こういう問題が現実にあったということ、それから私が折々聞かされている問題もありますし、しかし今そういうふうな調査を踏まえる中でもあるということは、どこかにやはり欠陥があるわけです。ですから、やはり法の精神を遵守して、本当に対象者は積極的にやる。本当に、これは税ですから、対象非該当にしたら冷たいようですけれども、これは法の精神にのっとってやるということをしっかりと事務作業を通じてやっていただくということで要望して、次に入りたいと思います。 県道、通称井草交差点のところ、それと市道2737号線、飯塚部長の非常に明快なご答弁いただきましてありがとうございました。行政も大変ここは県下でも大仏の交差点も踏まえ、交通の渋滞地区ということで今松戸・船橋線ですか、それから印西線が十字路が交差点改良ということになっておりますが、この交差点改良が井草の交差点の方まで来ないのです。ちょうど途中までだということが非常に残念なのですが、恐らくご答弁の方にも将来計画の方でそういう方向性になるだろうということでありますし、行政が今この辺のところについては大変認識しているということでございますので、そういう方向性でぜひ進めていただきたいと、こう思うわけです。その前段として、交差点を改良するということはまだまだ時間が非常にかかります。その前段として改良点が二、三点あるのではないかと、こう思うわけです。そこで、ご質問させていただくのですが、まず市道2902号線の出るところ、当然担当部局も実態、現地調査して把握していると思うのですが、マウンドアップ型の歩道なのです。これは高さ20センチぐらいです。17センチ、20センチ、非常に高いので、歩道では今ああいう形態ないのです。まず、どういう経路であれになったかということも聞きたいのですが、あわせて聞かせていただくと同時に、これを一定の道路区画線を引きますと、ラインを引きますから、そういう状況ですと、ある程度普通車、交差点が対抗ができるという状況があるのです。あれが高いために、軽自動車ですと、当然ボディーが低いものですから、すってしまうというようなことで県道内にとまっていると、こういう状況もありますので、当面の改善策としてはこの辺のところをすれば今よりは少しはよくなるだろうという考えもあるのですが、その辺のところについてご見解をお願いします。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 市道の2902号線は、先ほど申しましたように代表幅員が3.6メートルと狭く、市川・印西線の出入り部分は幅員が4メートル20から30センチで、その中に1メートルのマウンドアップ型の歩道が延長10メートルにわたりまして設置されております。その結果、車道部が幅員3メートル20から30センチで、車両同士の通行が厳しいものと、このようになっております。この歩道設置につきましては、地元の要望として東鎌ケ谷から鎌ケ谷大仏駅方面に向かう市民の方や初富小学校に通う児童などに利用するために歩行者保護の観点から、車両の通行に問題がある中であえて現在の歩道の形状で整備された経緯があるところでございます。議員おっしゃる道路区画線の話でございますけれども、地元のそういったご意見につきましては、今後地元のお考えとしてその必要性を議論させていただきまして結論を導き出していきたいと考えております。ご指摘のマウンドアップの歩道の見直しにつきましては、そういった中での地元と十分な意見を拝聴させていただいた中で今後結論を出してまいりたいと、このように考えてございます。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) ぜひそういう方向性で取り組んでいただきたいということをお願いします。 次に、今の根本的な交差点の改良ということで、交差点の流れをスムーズにいくという考えで、地元の人に聞きますと、現在の信号が五差路ということで、木下街道の本線が青になりますと、風間街道へ行くのと、白井市の方に向かっていくのですが、その次の信号は今度風間街道の信号は大仏の方に向かっていく車が出るわけです。その次に、いわゆる側面の市道2902号線と273号線がこうなる。そうしますと、一番多いのは風間街道から大仏方面のが大変割り込むのです。すると、直線になってしまって、どうしようもないのです。これを手順を変えるということは、地元の方の意見聞くと、大体何人か関心している人はその方がいいのではないかということでご意見いただいたのですが、要はそれを木下街道の本線からいわゆる横の順序を変えると。それは1台か2台ですから、すっと入れると。そして、その次に風間街道が青になると。こういうふうに木下街道、それから風間街道、それから横の市道2737号線と2902号線の横の、これをその間に先に木下街道の次に入れて、風間街道を3番目、こういう形にすると、今よりはいいのではないかと、こういうような地元の利用している方の意見なので、その辺のところに対する改良余地と、その辺のところの認識はどんなふうにとらえているかご答弁願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 信号のサイクルの変更ということで、実は私どもも先日当該地に行って、その現状を見てきたわけでございますけれども、交差点内にやはり渋滞する車がありまして、そのために進入ができないというふうなことで、そのサイクルの変更というふうなこともある程度考えられるのではないかというふうに認識をしております。そのサイクルの変更という点では大変難しいところもあるのですけれども、地元からの貴重なご意見といたしまして、所轄警察署に伝えて、ご相談してみたいと、このように考えております。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) ぜひその方向性で取り組んでいただきたいと思います。 12分ですね。道路行政1点、市道273号線について、まずここ幅員が2.7メートル、ここはほとんどこちらの方が畑で、1棟だけ住宅があると。この辺の現状の人の土地を勝手に云々という、こういうことは失礼なのですけれども、いわゆる拡幅して道路計画というのが、これは非常に難しいのかどうか。あるいは、現状ではどうなのかという、その辺のところで簡単にご説明願います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 市道の2737号線というのは、起点を東初富六丁目の548の4、終点は東初富六丁目の744の849の延長約197メートル、幅員2.7メートルの路線でございます。いわゆる9尺の道路でございます。車のすれ違いは事実上困難でございます。将来の道路計画というふうな点でございますけれども、現段階ではこの道路を拡幅したり、一方通行にするという計画は現在のところございません。しかしながら、今年度から当該道路を包含いたしまして東武団地、三井住宅を含みます一定規模のエリアの中で一体的な交通安全対策を組み立てるように今地元と協同して施策を進めるべく考えているところでございます。この中で課題として出てくるものというふうに予測しております。こういった機会をとらえまして、今後の検討課題としてまいりたいと考えております。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) ぜひそういう方向にしますと、非常に地元住民も大変喜ぶ状況になろうかと思いますので、今の井草交差点を中心とした抜本的なことは今後の取り組んでいただくということで、当面できることはひとつ積極的にやっていただくということを要望して次に入ります。 通告3点目の信号機の設置、これもまた先ほどの部長の答弁で、ここは大体1万2,000台が走るということ。そして、ここは通学道路であるという状況、当初のあれですが、問題はここは今手押し信号になっているのです。当時もこれ大分前にあれができたのですが、私は鎌ケ谷市に来て19年ですが、そのときはもうありましたが、多分その前だと思うのですけれども、あるのです。その当時は、ご存じのようにまだあそこは関牧場があったり、家がなくて、畑とか、道路とか。最近現地へ行きますと、ほとんど家が建ち並び、角にはにぎやかなかっぱ寿司なんていうのができたりして、大変あそこはだんだん栄えてきた。しかも、通学道路ということで、信号は風間街道から行政境のスーパーヒフミのところまでちょうど長いのです。それは真っすぐストレートなのです。ちょうどそのあたりスピードが出るところなのです。しかも、そこがいわゆる東鎌ケ谷の二丁目、三丁目の子供たちの通学道路と。その当時はそれでよかったのですが、現状ではやはり前にはそこは交通事故で死んでいる方あるのです。お子さんが死んでいる。これは交通ですと、24時間以内に死んだのは死亡ということになっていて、この方は24時間以内だから、あれは事故だということで死亡にはなっているのだけれども、現実問題は初富の小学校に通っているお子さんが亡くなったという経緯なのです。そういうことを踏まえると、現状ではここにはやはり感応式の信号を設置すべきではないかと。その辺のところをどのように考えているかご答弁願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) お尋ねの市道から県道への車両の円滑化を図るために感応式、いわゆる感知式の信号への変換についてでございます。これにつきましては、入り口の市道部分が非常に狭隘でございます。市道の207号線が6メートルぐらい、市道2908号線が4.2メートルというふうなことで、このために待機車両があるために県道へのはみ出しが生じまして、県道部での渋滞を招くとの警察の指摘がございます。信号機の見直しにつきましては、市道部の拡幅整備が前提条件というふうなことになりますために、今後の検討課題とさせていただきたく、地元のご意見などを承ってまいりたいと、このように考えてございます。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) 非常に積極的な発言をご答弁いただきまして大変感謝を申します。そういう方向性でぜひ取り組んでいただきたいということで土木行政から人事行政に入りたいと。市長とは、昨年大分人事の問題についてはやり合いました。やり合いましたと言うのは失礼ですけれども、意見交換、質問してきました。こういう中で市長は終始一貫適材適所ということで、どういう角度からおっしゃっても適材適所というようなことで、市長を見ると適材適所というふうに思うぐらいに私は実は思っているぐらいなのですが、先ほど市長に対する人事に対してはこうこうしかじかだということを3点ほど挙げました。 問題はこの中で挙げましたが、昨年市長の考えというか、本市においては市長が就任する前に本市においてはという市長のご答弁で、四つの考えがあるというふうなことで時間がないから、市長おっしゃったことがわかると思うのですが、あると。おおむね5年以上でやるのだということで、そう聞いておりますと。これは市長の考えではなくて、今までの行政の考えはこういう4点があって、おおむね5年以上在籍した者は異動するのだと、そう聞いておりますと、こういうふうに市長は言ったのです。市長は質問の中で、いつも私は適材適所、適材適所という言葉何回もおっしゃったのですが、ここで一つの人物の配置のポスト、人物、マンネリズムの解消とか、いろいろな状況があるわけなのですが、これから職員にとって人事異動というのは本当に大変な紙っぺら1枚で動かされるわけですから、される方はこれ当たり前なのですけれども、当然人事というものは平等にすべきであったって、実力社会ですから、だんだんそうなっていかなくてはならないし、情実人事は避けなくてはならないし、時には抜てき人事ということもあるし、いろいろな状況を踏まえる中でやはり私はここで時間がないから、一つ申し上げることはやはり適材適所の中に踏まえる中で、問題はどこかの国か知りませんが、喜び組、確かにあります、それはいろいろな条件で。しかし、その反対に当然喜び組に対して不満組ですか、いろいろな人事はその状況、状況でありますけれども、問題は人事によってそういう抜てきとか昇格した場合にはいいのですけれども、それに対応するいろいろな反対給付あります。そういう人たちをどうその人事の中で対応していくかということが、やはりそこで職員をくさらすのか。もちろんくさるというのは本人次第ですけれども、そこをどうとらまえていわゆる職務に専念させるかということが大事なのですけれども、現実問題として職場内を見れば当然そういうこともあることですし、その辺のところを人事に当たってどのように配慮するというか、どういうふうなその辺のところの気配りとかしているのですか。その辺のところ少し1点だけお聞かせ願います、時間がないですから。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 今鈴木議員からご指摘があった喜び組だけではなくて、喜ばない方々に対してもどう対応するかということですが、組織としてトータルな機能を最大限発揮できるように、異動となれば納得、満足する人も、またしない人もいると思いますけれども、組織としてトータルな機能が最大限発揮できるように異動となったすべての方と、すべての職員とコミュニケーションを十分にとりつつ、市民福祉の向上に努めていくと、そういう考えでやるべきだと思っております。 ◆19番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) 人事の問題はまだ継続的な状況を踏まえて、後日次回のいずれの議会でまた取り上げるとしまして、2分でございますので、最後の2分間で通告5点目、災害に係る危機管理体制という、一例を挙げて京阪神の兵庫県の地震ということで取り上げました。それと同時に、池田小学校ということで取り上げました。現実に鎌ケ谷市は確かに地域防災計画というのは膨大な資料のもとに2冊にまとめてあります。あれは一つのマニュアルということで、とにかくあります。問題は、先ほど言ったようにいつこういう庁舎内でどういう事件が起きるか、どういうことが起きるかということは、意外とそういう防災については先ほどそれに準じてやるというようなこともありました。そしてまた、職員の防災マニュアルもあるというようなことでありましたが、その辺のところ具体的にどのようなマニュアルなのか。そして、いわゆる昨日の泉川議員の質問に対して教育長が池田小学校のような状況を踏まえる中で、何か私は大変失礼ですけれども、はっきりしたご答弁いただかなかった。私ではなかったですけれども、泉川議員の答弁に対するの聞いていたのですけれども、何だ、これはと。もう少しきちんとした答弁すべきではないかと私思ったのですが、時間がないから、教育長の方に、まず児童生徒という観点からもう一度聞きますけれども、学校でもしこういう状況になったらもう一度きちんとした対応していただきたいと思うのですが、こういう非常時になったときにどうするのか、もう一度答弁してください。あなたの方に聞きます。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) きのうの質問のところでは具体的なことはなかったかもしれませんが、生徒の安全確保に対する緊急マニュアルということが学校の方には全部ございます。事故や自然災害への対応マニュアルという冊子ができておりまして、その中に今のものが入っていると。それに応じてやっているということでございます。 ◆19番(鈴木道雄君) はい。 ○議長(平原俊雄君) 19番、鈴木道雄君。 ◆19番(鈴木道雄君) そういう入っているから、時間でブッと恐らくなると思うのですが、その間しゃべらせていただきたいと思うのですが、それでは説得力がないです。もしこういう状況になったときにどうなのだということをもっと。ただその中に入っていますでは困るのです、父兄たちは。子供たちも。尊い命なくすのですから、もっと真剣にその辺のところ対応していただきたいということで、時間がないですから、また次回の機会に取り上げるということで終わらせていただきます。 ○議長(平原俊雄君) 以上で19番、鈴木道雄君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時45分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(平原俊雄君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君に発言を許します。 ◆11番(芝田裕美君) はい。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。          〔11番 芝田裕美君登壇〕 ◆11番(芝田裕美君) 11番、芝田裕美、通告に基づきまして大きく二つのテーマについて一般質問をさせていただきます。今回初めて質問に立たせていただき、責任の重さをひしひしと感じています。これまで鎌ケ谷市の歴史を積み重ねてこられた先輩議員の方々や行政の方々に敬意を表し、これからはともに市民に開かれた議会にしていくため努力していく所存です。また、市民の皆さんの負託にこたえるべく、しっかりと職責を果たしていきたいと思っております。 それでは、質問に移らせていただきます。最初のテーマは教育行政です。まず、1点目として通学区の自由化について質問いたします。現在子供たちを取り巻く環境が大きく変化をしております。多種多様な問題がクローズアップされていますが、その中でもたくさんの保護者の方が特に心配されているのは学力低下や意欲低下などがマスコミでも取り上げられている教育問題です。厳しい経済状況を背景に、今新たな経済階級とでもいうものが生まれつつあり、そこから学力の二極分化が始まっているとさえ言われております。このような状況を踏まえまして、全国の先進的な自治体では新しい取り組みを始めています。平成12年には品川区が全国初の学校選択制を、平成14年には埼玉県志木市が小学校低学年の25人程度学級というものを導入しております。翻って、私たちの鎌ケ谷市は今年度県内で初めて学校選択制を実施いたしました。これは昭和16年、国民学校令によって学区が固定されて以来初めての大きな転換です。この学校選択制に至る過程を大まかに整理いたしますと、昭和62年、臨時教育審議会の教育改革に関する第3次答申、平成8年の行政改革委員会の規制緩和の促進に関する意見、第2次を受けて平成9年に各都道府県教育委員会教育長あてに通学区域の弾力的運用についてという通知が出されたということになっています。この流れを軸に、鎌ケ谷市では中部小学校の肥大化の問題と連動して、教育委員会や学区審議会でいろいろな角度から検討され、今年度の導入に至ったものと認識しています。これまでの鎌ケ谷市では、学校教育を重要な課題として検討してもらえないのではないかという話が保護者の方々の間でよく聞かれました。しかし、今回の学校選択制導入に関しては、自分たちのときにも選択制があればよかったといった好意的な意見が私のもとに多く届いております。これからの鎌ケ谷市の教育行政に期待を持たれた方がたくさんいらっしゃるようです。このような期待を含めて2点ほど質問をさせていただきます。1点目、今年度初めて実施して103名ほどの通学区域外の学区を選択した方がいると聞いております。その中でも通学区域外からの選択希望者が特に多い学校があったようですが、これに関してはどのように分析をされておりますでしょうか。2点目、初めて学校選択制を実施したわけですけれども、平成14年6月議会で教育長がデメリットとして、受験戦争が激化する。低年齢化になる。学校の序列化や学校間格差の発生が出てくる。また、学校と地域の結びつきが弱まるとのご答弁をされておりますけれども、そのような問題は今回生じましたでしょうか。 次に、学校施設の有効活用について質問をさせていただきます。ここで学校の役割について少し触れたいと思います。学校は、これまで生徒や児童の学びの場、育ちの場として機能してまいりました。この重要な役割は今も変わってはいません。しかし、最近そこに新たな役割が求められています。それは、学校が地域の核として機能することです。子供、そして地域の大人が学校を中心としたコミュニティを形成することにより、子供たちは地域から見守られ、地域では生涯学習の拠点を持つことができ、双方に利益がもたらされると考えられます。そのためこれからの学校は、地域の生涯学習の拠点となるべく積極的に地域に開かれていくべきではないでしょうか。児童や生徒の学びの場としての役割はもちろんのこと、地域の方々のニーズにこたえ、教室やグラウンドなどを提供して身近な施設となっていくことが求められています。そのような地域との関係を密接に持つことによって、学校、家庭、地域の三者による地域に根差した学校というものがつくられていきます。その中で適切な役割分担を果たし、子供たちを育てていく環境が望まれています。このように学校施設は児童や生徒の育ちの場であり、また地域の交流の場としての機能を担っております。鎌ケ谷市では、市の基本計画である「かまがやレインボープラン21」の第3節に、「地域とともに育つ特色ある学校づくり」とあります。目指すべき学校のあり方としてこのような記載があるわけですから、具体的な取り組みを進めていかなければなりません。そのためには、現在行われている学校施設の開放を今後さらに推し進めることが重要ではないでしょうか。学校施設開放だけをもって開かれた学校とは言えないのですが、既に行われているこの施設開放を地域と学校のかかわりの視点で見直すことにより新しい展開が見えてくることを期待しまして3点の質問をさせていただきます。1点目、現在行われている学校施設の開放ですが、学校の施設を開放するに至った経緯を教えてください。2点目、どのような観点から学校施設の開放を行っているのでしょうか、ご説明をお願いいたします。3点目、今現在学校施設の開放はどのような形でされているのでしょうか。運営等について具体的にお聞かせ願います。以上が教育行政に関する質問です。 続きまして、電子自治体へ向けての課題について伺います。昨今の私たちの生活は、コンピュータなくして語ることができないと言っても過言ではありません。総務省が行っているIT関連の家計消費状況調査というものがあります。今年度1月から3月にかけて行った最新の調査結果を見ると、関東地方でインターネットが利用できる機器を所有している世帯は全世帯の59.2%にもなっています。そのうち電子メールを利用しているのが39.6%、こちらは前回の数字より下がっているわけですけれども、電子メールよりも携帯のメールを使われた方が多くなってきたというのが原因だと思います。そして、情報収集に利用している、こういった方が45.6%です。私の周りでも多くの方がインターネットを利用してサービスや商品を購入しています。また、家庭に限らず病院の受け付け業務や銀行の自動支払機など、家庭にコンピュータがないお宅でも既に生活に密接にコンピュータがつながってきております。このようにコンピュータが日常の暮らしに溶け込み始めている社会状況の中、国の動きとしては平成13年にe―Japan戦略を策定し、同年6月にはIT戦略本部から平成14年度IT重点施策を定めたe―Japan2002プログラムが発表されました。基本方針では、五つの柱の重点化を図るとしています。その柱の一つに電子政府、電子自治体の着実な推進とあります。このように電子自治体への取り組みが重点的な国家戦略として位置づけられています。この中で鎌ケ谷市では効率的で質の高いサービスの提供を目指し、平成13年度に鎌ケ谷市行政情報化計画を策定し、行政情報化を進めてきたと認識しています。この施策を進めていく中では、鎌ケ谷市の業務形態にさまざまな変化が生じてくると考えられます。例えば縦割り行政の弊害といったようなことがよく言われますが、文書の電子化が進んでいけば情報の共有化が円滑に図れますので、ボーダーレスな行政が展開できるのではないでしょうか。そこで、質問いたします。1点目、文書の電子化と公開について平成15年度の進捗状況をお聞かせください。2点目、電子化の目的の一つである市民サービスへの活用についてです。電子申請への現段階での取り組みはどのようになっているのでしょうか。 以上、ご答弁をお願いいたします。(拍手) ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。          〔教育長 井上和夫君登壇〕 ◎教育長(井上和夫君) 芝田議員ご質問の教育行政2件につきましてお答えをしたいと思います。 まず第1点目、通学区域の自由化についてでございますけれども、当市におきましては平成15年度入学の新入学児童・生徒を対象に、通学区域の弾力的運用による学校選択制度を導入いたしました。ご質問の1点目ですけれども、初めて実施してどのような動きがあったのかというご質問でございますが、小学校におきましては鎌ケ谷小学校から中部小学校へ34名、それから東部小学校へ7名、西部小学校へ1名、初富小学校へ1名の合計43名でございます。それから、道野辺小学校から東部小学校へ8名、中部小学校へ1名の合計9名でございます。そのほか東部小学校、中部小学校、初富小学校、五本松小学校から他の学校への希望が各1名で、総合計といたしましては小学校の場合56名でございました。中学校におきましては、鎌ケ谷中学校から第二中学校、第四中学校、第五中学校へ各1名の合計3名、それから第二中学校から鎌ケ谷中学校へは5名です。第三中学校から鎌ケ谷中学校へ3名、第四中学校から鎌ケ谷中学校へ29名、第二中学校1名の合計30名、それから第五中学校から鎌ケ谷中学校へ3名、第二中学校へ2名、第三中学校へ1名の合計6名でございます。したがいまして、中学校の総合計の実数としましては47名ということになり、小中合わせますと、お話ございましたように103人ということでございます。このことにつきまして、どのように分析されているのかというふうなご質問でございますけれども、この通学区域制度の弾力的運用につきましては約4年前から調査検討を重ねてきて、学区審議会における意見を踏まえ、学校選択制の導入を決定したところでございます。導入の理由、背景といたしましては大きく三つの要因がございました。一つは、通学区域の境界近くの保護者から指定校変更の申し出がふえてきていた。毎年のように、これは増加してきているということでございます。それから、二つ目は学校規模に変化が起きていることで、現時点では全体的に子供たちの数の減るのと同じように学級数は減少していますが、10年、20年前の大規模学校の学級数が大幅に減少する反面、中規模であった学校の学級数が増加するなど、児童生徒の居住する地域に変化が生じてきているということでございます。次に、三つ目は文部科学省通知の通学区域の弾力的運用について見られるように、通学区域制度そのものの見直しでございます。今までの通学区域制度は、選択の機会に対する配慮が欠けているとも言われ、さまざまな分野における規制緩和とともに教育の分野でも議論されてきました。このような導入の理由、背景における要因の中でも特に通学区域の弾力的運用による選択制を導入することによって、学びたい、学ばせたいという児童・生徒、保護者のご意向を尊重することができたものと考えております。 次に、ご質問の2点目、学校選択制導入に当たって何か問題点があったかというふうなご質問でございますが、鎌ケ谷市におきましてはこの4月より学校選択制を導入してから2カ月余しかたっていない。そういったことから、現段階においては特に大きく軌道修正をしなければならないような大きな問題点は起きていないと、このようにとらえております。特段に大きな支障がない限り数年、3年程度と考えておりますが、継続してそのまま実施し、その中でどうしても軌道修正しなければならない、そういったような事案が出てくれば、その時点において検討していきたい、このように考えております。 次に、教育行政大きな2番目の学校施設の有効活用についてお答えいたします。ご質問は3点ございましたけれども、まず第1点目の学校施設の開放に至った経緯及びどのような観点から学校開放を行っているのか、この2点について関連ございますので、あわせてお答えさせていただきたいと思います。学校開放という場合、本来学校教育に支障のない範囲で人と施設を地域に開放しようという考え方でございます。かつて学校は学校教育の場であることに加え、地域の運動会や文化祭の会場として、また教員は地域の文化の指導者として、ごく自然にその地域の教育活動全般にわたり、いわば地域の教育センター、文化センターとしての役割を担ってきました。しかし、昭和24年にできました社会教育法制定以来、社会教育施設の整備が進むにつれて学校は学校教育本来の目的達成のための機関としての充実が図られてまいりました。その後、非行や問題行動など青少年をめぐるさまざまな問題が社会問題として定められるようになり、この解決方法の一つとして学校教育と社会教育の連携の必要性が改めて問われるようになってまいりました。当市では、社会体育施設の不足を補うことを主眼とした学校体育施設の開放が昭和54年に始まり、市内小中学校のグラウンドや体育館が地域のスポーツ団体に開放されました。しかし、平成5年以降は地域の皆様の生涯学習活動を積極的に支援するとともに、各小中学校を地域コミュニティの一つの核ととらえるようになりました。そして、学校、家庭、地域相互の連携協力のもと青少年健全育成を目指した地域のコミュニティ活動を促進していくことを目的とするコミュニティスクール事業として実施しております。この中で学校の持つ人的資源の活用として教員を指導者とするオープンセミナーを、また物的資源の活用としての学校施設の開放を行っております。 次に、ご質問の3点目、今現在学校施設の開放はどのような形でなされているのかとのご質問でございますが、これら学校施設につきましては小中学校ごとで実施しておりますコミュニティスクール事業の中で体育館、グラウンド、柔剣道場等体育施設及びコミュニティルームや余裕教室を地域の皆様に開放しております。この開放事業は、学校教育に支障のない範囲でのものとなりますので、学校行事、部活動などが優先となっており、開放時間などはそれぞれ異なったものになっております。施設の利用に当たりましては、定期的に利用している地域のサークルの皆様には定期利用団体として登録していただき、各小中学校ごとのコミュニティスクール運営委員会の中で利用調整などを行っております。また、単発的なご利用を希望する団体などにつきましては定期利用団体と調整し、優先的に利用ができるように配慮しているところでございます。開放施設の利用傾向を見ますと、体育施設は野球、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの体育系の団体が主に使っております。コミュニティルームは、茶道や民謡などの文化系の団体が定期利用団体として利用しております。余裕教室は、自治会など地域の皆様が会議室として利用しておりますので、この点につきましては特に定期利用団体はございません。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長、総務部長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。          〔総務部長 石井 昇君登壇〕 ◎総務部長(石井昇君) 芝田議員のご質問の大きな観点での2点目、電子自治体に向けての課題についてのご答弁を私の方からさせていただきます。 初めに、文書の電子化と公開についてというご質問でございますけれども、芝田議員もご承知のとおり平成13年度と14年度に実施いたしました庁内及び出先施設を結ぶネットワークの構築によりまして、現在では庁内におきます連絡事項のほとんどがメールで伝達されるという、そういう推進を現状としてしておるところでございます。一方、文書の公開ということではございますけれども、インターネットによる市のホームページを立ち上げまして、広く市民の皆様に情報公開をしておるところでございます。ご質問の具体的なものとしての平成15年度の現状ということでございますけれども、庁内では先ほど申し上げましたように昨年10月に出先の施設との結節ができまして、その結果に基づきまして、月平均ではございますけれども、約1,700件程度の庁内の伝達文書が電子化されておる状況でございます。結果的に情報が瞬時に伝達されることにより、従来の紙で連絡するという、このような業務から比較いたしますと、飛躍的に事務の効率が向上されたということで私どもも喜んでおるところでございます。今後は、さらにネットワークの活用を図り、文書の電子化を進めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。また、市民の皆様への情報の公開ということでは、ホームページ上に総合基本計画を初めとして18の施策を公開しているほか、鎌ケ谷市の例規集の検索などもできるようになっておるのが現状でございます。今後もコンピュータの活用により、文書の電子化と市民の皆様への情報公開を積極的に進めてまいりたいと考えておるところでございます。 次に、市民サービスへの活用として、電子申請等の現段階での鎌ケ谷市の取り組みはいかにということでございますけれども、このことにつきましてもご承知のとおり私ども鎌ケ谷市においては生涯学習推進センターを起点といたしまして、まなびぃネットをしてございます。平成11年からインターネットを利用いたしまして公民館など特に教育施設を中心に施設の予約の申請や閲覧ができるようになっておる状況でございまして、広く市民の皆様に施設の利用あるいは情報など、このまなびぃネットを使ってご利用いただいておるところでございます。ただ、このほかにも行政事務を進めるために実は多くの申請書がございます。電子申請に伴うこれらを推進する上においては電子申請を推進する上での条例の改正や、あるいは他の市町村との共同化を図るなどの改善点が多々あるわけでございまして、このことから現段階において鎌ケ谷市で独自にこれを実施することについてはまだ検討すべき課題が多く、難しい状況にございます。ただ、そうはいってもやはり今後のことを一日も早く推進するということで考えますと、先ほど申し上げました共同化ということを踏まえても、千葉県を初めとして近隣市の連携を図りながら、今後早急に対応できるように努力をしてまいりたいと、かように考えておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。
    ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) それでは、通告の順番で私の方から質問させていただきたいというふうに思っております。 まず、通学区の自由化について、学校を選択するに当たっては情報が行き渡らなければならないと思います。今回実施に当たって保護者、生徒に対し、どのような情報提供を行ったのかお聞かせください。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 第1回目ということでございましたので、後から考えると、やや足りない面があったかなというふうに反省はしておりますが、まず小中学校とも1年生対象でございますので、新小学校の1年生についてはご存じのように就学時の健康診断というのがございます。その席上でどの保護者の方にも行き渡るように案内はお配りしたと、これが一つでございます。それから、中学校につきましては市内の各小学校、九つの小学校の6年生に、小学校を通しまして同じ趣旨のものを配らせていただいたと、こういうことであります。それ以外に当然新しく来られる方もございますので、そういう方々のためには期間を通して、まず教育委員会の学校教育課のカウンターの上に同じようなパンフレットを用意させていただいたと。それから、そこに小中学校のすべての学校要覧、わかりやすく言えば学校案内といいますか、そういったものを取りそろえて、全部置いて、おいでになった方には持っていただいて、わかるようにしていただいたと。それから、あとは学校に自由参観の日を設けまして、これはたしか広報で示したと思うのですが、約1週間でございますけれども、学校の方で説明をしながらおいでになった方々に対応すると、そういうふうな措置をしてきたと。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 保護者の方々から、やはり初年度といったこともあったでしょうけれども、学校を選択するに当たって、もっと情報がないものかといったようなお話が私の方にありました。情報が少なければ、例えばあの学校は荒れているらしいといったマイナスのうわさ、風評で選択してしまうといったようなことも出てくると思います。マイナス要因での選択では、保護者が積極的に学校とかかわりを持つことが少なくなってしまうのではないか、このようなことも指摘されています。もっと多種多様な情報が提供されてもいいのではないか、例えば学校のデータなどが選択するための情報としてあってもよいのではないかというふうに考えます。今年度から東京の荒川区の方では各学校の学習到達度調査の結果というものを公表しております。これは、区立の全小中学校の児童・生徒全員を対象にして実施した学力テストについて学校別の成績を公表したものであります。区のホームページの方にも掲載されています。このような情報を鎌ケ谷市でも公開し、提供していくことを検討されてみてはいかがでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) これは、きのう泉川議員のご質問のところにもあったことだと思うのですけれども、私どもの方では一昨年から読み書き計算力、このいわゆる基礎の基本と、基礎の基礎といいますか、そのことにつきまして学習指導要領の改訂に伴って、子供たちにそういった面ではどのような変化が起きるのか、これを調べておかなければいけないと、そういうまず立場に立ってこれは行ったわけで、それによってどこの学校がどうであるかというふうな比較対照の資料にするというふうな考え方はその当時はございません。このことにつきましては、基礎学力の調査検討委員会もございますので、私の一存だけではどうのこうのと今申し上げることはできないわけですけれども、現時点ではその資料をもとにして、それぞれの学校でどういうふうに対応していくのかと、そのことの方が先でございまして、その結果を保護者の方に今私どものまちでやっているものをそっくりお知らせしても、余りそういう意味では意味はないのではないか、このように思っております。十分にそれは、検討はさせていただきたい、こういうふうに思います。 ◆11番(芝田裕美君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 今十分に検討していきたいといったお答えをいただきましてありがとうございます。 次に、品川区では全国で先駆けて実施したわけですけれども、当初心配されていた競争激化や、あるいは希望者が1校に集中してしまうといったような危惧は見られず、不登校対策としても一定の成果が上がってきている、制度として着実な成果を上げているといった報告がされております。そしてまた、品川区では保護者や児童・生徒にアンケートを実施して、その結果を学校の特色づくりに生かしていくといったようなこともされているようです。そういったアンケートを鎌ケ谷市でも実施する予定といったものはございますでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 結論からいいますと、今のところ来年からやっていくというふうなお答えはできかねるわけですが、というのは何回か回数を重ねていった上で保護者の方々がいわゆる保護者と学校とか、地域と学校とか、こういった結びつきが一層強まるのではないかと、そういった上でやってみてはどうなのかというふうなことを考えているわけですけれども、これも先ほどの答えではないのですけれども、十分にやりっ放しというのはできませんから、いつの段階でどういう形で導入していくか、これを十分検討はしていきたいと思います。 ◆11番(芝田裕美君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 全くやらないといったようなことではなく、将来を見越して、またこれも検討していっていただけるというふうに理解をしました。教育行政は、これまで想定しなかったような新しい局面を迎えているのではないかというふうに感じております。しかし、目まぐるしく変わる時代の変化に対応できるシステムが10万というこの小さな市だからこそできるということもあると思いますので、大胆な改革に着手をして、鎌ケ谷市の教育行政は千葉県の教育改革のパイオニアだと言われるような教育改革に向けて果敢に取り組んでいただきたいというふうに願っております。 続きまして、学校施設の有効利用についての質問に移らさせていただきます。グラウンド、体育館等の利用実績といったものはどのようになっておりますでしょうか、お答えをお願いいたします。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 数だけ申し上げますと、小中学校すべてやっているわけですが、体育館が定期利用団体が大体90%、実質ということになります。正確な数字は市内全体で4,072回、1年間。昨年度の話です。そして、ご利用された方が9万808人、こういうふうな数字が出ております。したがって、これを14で割りますと、一つの学校が290回で6,486人、そういった方々が利用されているというふうになるわけです。それから、グラウンドの方ですけれども、これは土曜日が全部休みになりましたので、今までよりかは利用がたくさんできるようにしていかなければいけないということはあるわけですけれども、昨年の初めだったと思いますが、小学校については第1、第3土曜日は、これはそういう形での開放ではなくて、すべての人に自由に貸しますと。特に子供たちの遊び場にしていきたいというふうなねらいを持ってそれをやったわけで、したがいまして平成13年度と比べて特段に大きくふえたということはないわけですが、これも数字的に言いますと定期利用団体、それから不定期利用団体合わせまして749回で1万7,587人、1校当たりは83回で1,954人と、こういうふうになります。それから、これは表の話なのですけれども、中、いわゆるコミュニティルームの方ですが、これは1,215回で1万5,369人の方が使われていると。そして、1校当たりの平均は607回で7,685人、このようになるわけです。そのほかにご存じのように余裕教室の開放が幾つかあるわけ。これは全面開放というふうにいかないのは申しわけないのですが、小学校三つ、中学校三つで、合計6校に9教室を余裕教室として開放してございます。この場合は6校で507回、7,579名の方になります。1校となりますと、85回で1,263名の利用と。こういった数字は部分的になるわけですけれども、全部今まで申し上げましたのを足しますと、利用回数が6,543回で、延べの利用人数は13万1,343人、このようになります。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) かなり利用されているといったような印象を受けました。 続いて、余裕教室の割合といったものはどうなっておりますでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 余裕教室というのは、その中で先ほど少し触れましたが、小学校が3校、中学校3校の合計6校、そして9教室を使っていると、こういうことでございます。これはほとんど地域の会議室ということで、図書室とか、視聴覚室、あるいは教育相談室とか、児童・生徒会活動教室などというふうになります。要するにたくさんあることはあるわけですけれども、学校教育の中で利用している部分が多い、当然のことですけれども。ですから、一般開放に可能な余裕教室が6校で9教室と、現在のところはそうだと思います。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) これらの施設の貸し出しについてなのですけれども、どのように地域の方々には知らせていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) コミュニティスクール事業が大部分になるわけですけれども、ここではコミュニティスクール運営委員会というのを設けているわけです。その運営委員会の中で学校関係者、あるいは利用団体の代表の方、PTA、自治会、老人クラブ、子供会、それから民生委員、青少年相談員、青少年補導員、体育指導委員など、それぞれその地域でいろいろな面で活躍している方が大勢いるわけですけれども、そういった方々がメンバーとなりましてコミュニティスクール運営委員会が設けられると。その席上で、申し込みがあった団体にいろいろと利用調整をしているということになります。ですから、そういった方々を通して地域の方々にこういうことがあるのだよというふうな案内をしていると、こういうことになります。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 今ご説明あったように、そこに参加されている運営委員の方々を通して知らせているということなのですけれども、残念ながら私の周りでは知らないよといった人がすごく多いのです。そういった施設の貸し出しについて、広報活動をすべきでないかということを考えるわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) そのとおりだと思います。十分力を入れていきたいと思います。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 今広報活動していくということでお答えをいただきましたので、地域の小さなお子さんを持っているお母さんたちとか、そういった方々にも利用していただけることがこれから出てきたらいいなというふうに思っております。 最後に、こちらのことで関連しまして、学校開放の有効活用ということで地域住民と学校のかかわりを持っていく、こういった視点でもって学校側で取り組んでいるようなことがありましたらお答え願いたいと思います。 ◎教育長(井上和夫君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 残念ながら胸を張ってやっていますと、はっきり大きく偉そうな顔をして言えるものはないわけですけれども、現在どこの学校でも教育ミニ集会というのが行われているわけ。常々そのことで何遍も学校側に働きかけているわけですけれども、これを拡大して地域教育懇談会、こんな名称いろいろあるわけですが、そういったものに発展させていきたいというふうに思っているのですが、なかなか思っているだけで、意のごとくは進まない。しかし、教育ミニ集会は着実に発展してきておりますので、やがて時間はかかるだろうけれども、そういったものに結びついていくのではないか。これは地域全体を巻き込む一つの形になると、このように考えております。 ◆11番(芝田裕美君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) これからは地域社会、そして保護者、そして学校が力をとり合って、それぞれの役割をしっかり認識していった中で学校というものを考えていく必要があると思いますので、これらの今教育長にご答弁いただいたようなことが着実に実を結んでいくことを願っています。 続きまして、文書の電子化と公開についての質問に移らさせていただきます。文書の電子化と公開について、インターネット上の公開を本年度予定しているものはありますでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 現段階で本年度ネット上で公開しているものがあるかということのご質問でございますけれども、既にご承知のとおりホームページ上の中におきまして、本年この5月からは市議会の会議録、さかのぼって現段階においては平成5年から整理されたものをネット上として会議録の公開をすることでシステムの稼働をしておるところでございます。そのほかには、ホームページ上の中に市の施策欄を通して、各種市の施策あるいはそれぞれの制度についても随時市民の皆様方に公開をしておるところでございます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) ホームページを充実させていくといった向きのお答えであったと思いますので、これから進めていっていただきたいと思います。たしか鎌ケ谷市のホームページにはカウンターがついていなかったと思いますので、どれぐらいの方が利用されているのか私の方ではわからないのですが、かなりの方が見られているというふうに思っております。 次の質問、今後それらはどのようなスケジュールで進められていくのかお答えをお願いいたします。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) これからの予定、スケジュールということでございますけれども、私ども平成15年度に接続をしている総合行政ネットワーク、俗にLGWANということで言わせていただいておりますけれども、これによりまして行政内部のネットワークの基盤整備がおおむね完了するということになるわけでございまして、さらに庁内におきますパソコンにつきまして現在各課の係に1台ということで普及しておるわけですけれども、将来的にはこれもなるべく早い時期に必要となるところにおいて1人1台のパソコンを配備するという計画をさらに推し進めて、計画の実現、充実を図ってまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 今スケジュールの方についてお伺いしたわけですけれども、それら電子化というものはどのような体制でもって進められていくのでしょうか。この辺についても少しお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 私どもの今の鎌ケ谷市の組織体制の中におきましては、基本的にはそれぞれ全庁的にかかわるものでございます。したがいまして、内部管理部門の総務部の中に情報推進室を設置し、今日まで推進し、さらに計画を進めていきたいと思っておるところでございます。本年8月には、この庁内におきます、あるいは出先を含めてのLANの充実をし、実際に先ほど申し上げました総合行政を推進する中での問題、課題等をさらに把握するということで、各課のヒアリングを実施いたしまして現状の把握や、昨日篠崎議員の方からも行財政改革の推進の中でも触れられておりましたけれども、OA化、システム化の検討を行っているのが今の現状でございます。さらに、本年につきましては行財政改革を推進する上での洗い出しを昨日もお話し申し上げましたとおりこの秋までの間にはまとめ上げて、さらに充実を推進してまいりたいと、かように考えておるところでございまして、現行の中では総務部の中の情報推進室が中心となって業務を進めていく体制が現状でございます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 先ほどの回答の中で、現在係に1台コンピュータが設置されているといったようなお答えがありましたけれども、今あるコンピュータといったものは有効に使われているのでしょうか。少しきつい言い方になってしまいますけれども、机の上のオブジェになってしまってはせっかくの投資した意味がなくなってしまうと思うのです。各係、職員の方で十分に使いこなせていけるようなスキルアップのための研修計画みたいなものがございましたらお聞かせ願いたいと思います。 ◎総務部長(石井昇君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 先ほど申し上げましたように私どもこの電子化に向けまして、ハードの整備につきましては平成13年度、14年度、2カ年を通しまして庁内あるいは出先の施設を含めまして、その体制の推進を図ってきたところでございます。さらに、職員につきましても平成13年度、庁内に敷設した段階におきましてその使用に当たっての研修、それから平成14年度におきましてもIT研修を含めまして出先の職員におきますパソコンの使用の研修、並びにその課におきます実質的な業務を推進する中での、その機能の応用性等については随時情報推進室の職員を中心に個別的な指導、育成、研修を実施しておるところでございます。さらに、本年につきましては後期にやはりIT研修の中で、コンピュータの特に使用上においての先ほど申し上げました現状の課題をさらに向上させるということで、これも職員としては情報推進室の職員を中心に研修をしてまいる予定で計画をしてございます。さらに、現在情報推進室の職員につきましては、職員2名は経済産業省の認定の国家試験である情報処理技術者試験の中の初級システムアドミニストレーターの資格を有しておる者でございまして、これらの職員を中心に今後も逐次研修の機会を取り入れて、さらに業務の向上を図ってまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 非常に厳しい財政状況ということで、今あるそういった機器を十分に活用していくことが求められていくと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。 続きまして、電子申請と市民サービスへの活用といったことで少し質問させていただきます。お隣の船橋市では生活、環境、経済、産業、住宅などに加え、入札関連も含める207種類にも及ぶ申請書、また届出書などの書式のダウンロードをスタートしております。鎌ケ谷市でも申請書などのダウンロードサービスを始めてみてはいかがかと考えておりますが、そのようなお考えはございますでしょうか。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 近隣市でも行っているダウンロードを鎌ケ谷市に取り入れてみてはどうだろうかということのご質問でございますけれども、今芝田議員お話にありましたように、このダウンロードのサービスについては船橋市を初めとし、近隣では市川市、あるいは柏市、習志野市などがホームページ上から申請書を取り出して利用できるサービスを実施しておるということを聞き及んでおるところでございます。鎌ケ谷市のホームページで現在公開している例規集からコピーするなどの手法によれば今でも申請書をとることは可能とは思いますが、ただ使用に当たってはやはり条例の整備ですとか、申請書の様式ですとか、あるいは使用に当たっての注意事項ですとか、それらについてのことについて現在検討をされておりません。したがいまして、今後速やかに近隣市の状況等を勘案した中で、鎌ケ谷市としてもこのダウンロードサービスが実現できるようにさらに努力し、研究してまいりたいと、かように考えておるところでございまして、現時点で今すぐということについてはまだ課題も多く、踏み切れないのが実情でございます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) すぐにはできないということでしたけれども、今後実現を目指して取り組んでいただけるものというふうに認識しました。そして、これに関して幾つもの部や課をまたがって書式といったものがあると思いますけれども、今後それらはどのように進めていかれる予定でしょうか、お聞かせください。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 先ほど申し上げましたように船橋市ですとか、あるいは市川市、習志野市などでは既に実施しておりまして、申請の所管につきましてはそれぞれ各行政課において25の所属に係るところですとか、状況としては確認をしておるところですし、なおかつ申請事務、申請書の量につきましても芝田議員おっしゃるように160ないしはそれ以上の種類がございます。そういうものを含めて、私ども先ほど申し上げたように今ここでのすぐ対応については課題も多く、難しい状況ではございますけれども、本年中には各課でヒアリングを取りまとめまして、私どもとして鎌ケ谷市で早急にそれをまとめ上げて、実現できるように今後努力してまいりたい。そのためにも鎌ケ谷市の現在の庁内の状況を洗いざらい出しまして、ヒアリングを通してまとめ上げて、早い時期にこのサービスに向けて努力してまいりたいと、かように考えておるところでございます。よろしくお願い申し上げます。 ◆11番(芝田裕美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 11番、芝田裕美君。 ◆11番(芝田裕美君) 住民サービスの向上といった観点から考えても取り組んでいただきたい課題だと思いますので、ぜひ取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 最後に、電子化を進めていく際には必ず触れられることではありますけれども、セキュリティーに十分留意していただきたい、そういったことがあります。それとまた、急速なコンピュータの普及ですけれども、すべての市民が電子化に対応しているわけではありません。電子化といったものから縁遠い方も中にはいらっしゃいます。そういった方をお考え、あくまで人が中心になってこれまでのペーパーの情報、例えば広報などもあわせて充実させていっていただきたい。そういった願いをお話ししまして、私の質問を終了させていただきます。 ○議長(平原俊雄君) 以上で11番、芝田裕美君の一般質問を終結します。 ○議長(平原俊雄君) 次に、23番、津久井清氏君に発言を許します。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。          〔23番 津久井清氏君登壇〕
    ◆23番(津久井清氏君) 23番、津久井清氏です。3点にわたりまして一般質問をさせていただきます。 現在日本経済は、表にあらわれた負債額だけでも国、あるいは及び地方債など合わせますと693兆円という天文学的な数字に上っているというふうに専門誌は書いております。鎌ケ谷市もその例外ではなく、鎌ケ谷市行財政改革推進の必要性に迫られていることはご存じのとおりでございます。しかしながら、財政が厳しいから、何もできないのだとか、あるいはあきらめるという、そういう姿勢ではなく、昨日も市長が述べられましたように市民にとって本当に必要な施策を実行する、そのためにこの行財政改革の推進があるのだというふうな今後の施策の精選化というのでしょうか、そういうものにも取り組む必要があるというふうに思っております。こうした前提の上に、具体的には今回三つの質問をさせていただきます。 まず、第1点は中核病院の設立の計画でございます。この件につきましては、既に多くの議員が質問がありまして、行政当局の熱心なご答弁があったことを席で聞いておりまして大変感銘を受けたわけですけれども、私としてはやや視点を変えて、この中核病院について質問をしたいと思っております。と申しますのは、この中核病院につきましてやや危惧をする考え方というのも一部に私はあるというふうに考えております。どこというふうには申し上げませんけれども、この中核病院計画が果たしていいのかというふうな立場で意見を述べられているところもあるわけでございます。そういう点から行政当局に、ではその点については大変重要な課題ですので、どのように考えているのだろうかということを、ややぶしつけな内容もあるかと思いますが、これからお聞きしたいと思っております。 まず、第1点としましてこういう意見がございます。小児救急を含む24時間救急医療を担う2.5次の高次中核病院を市の財政負担なしでつくるのは不可能である、このようなお考えもあるわけでございます。こういう指摘に対して、市の当局はどのようにこの主張に対してお考えがあるのかということをまず最初に第1問としてお聞きをしたいと思っております。 第2番目の大きな質問でございますが、市内のスポーツ施設の拡充策ということが今回質問に載せていただいております。私少し調べてみたのですけれども、今までの議員の中でたしか3回目なのです、こういう本会議でスポーツ施設の充実ということを質問をさせていただくのは。この件については、やはり年々スポーツ施設の拡充という声が、私も含めてですけれども、たくさん聞いてまいりまして、年々ますますやはりこの期待というものは高まっているということをすごく感じておるからでございます。私も既に何回目かの質問の中で一例として挙げてありますけれども、例えばの例ですけれども、テニスコートの例を挙げております。鎌ケ谷市が公立のテニスコートが6面であると。それに対して、隣の人口5万何がしかの白井市が15面であり、人口4万の沼南町が同じく15面である。これはテニスだけではなくて、恐らく野球、サッカー、ほかにも多々あるかと思いますが、やはりこうしたスポーツ施設の市民にとっても、あるいは相対的に比べても相当落ち込んでいるのでないか、こういうふうな声が日々、前からもそうでしたけれども、感じられております。ご存じのとおり生涯スポーツ宣言都市という鎌ケ谷市のそこに大きな看板が立っているわけですけれども、やはりそれとなかなかそぐわないのではないかというふうな意見も市民の間からは聞かれております。そこで、このことについてもまずご質問をいたします。当局として現在の市のスポーツ施設の現状をどうとらえているかということをお聞きをしたいと思います。 三つ目の質問でございますが、これは2番目とも関係するのですけれども、一つの例として市の弓道場というか、弓の道場のことが今市民の間からも声が上がってきております。この例については後で詳しくお話をさせていただきますけれども、とりあえず最初にお聞きしたいのは鎌ケ谷市の周辺市町、例えば地面が接しているところとしては白井市、沼南町、柏市、松戸市、市川市、船橋市と、こういうふうに周りにあるかと思いますけれども、そうした鎌ケ谷市の周辺都市におきまして市の弓道場がないのは鎌ケ谷市以外にあるのかどうか、まずその事実確認を最初にさせていただきたいと思っております。 以上、3点にわたりまして真摯な答弁をご期待いたしまして、まずご質問を申し上げます。よろしくご答弁お願いいたします。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。          〔保健福祉部長 青木 学君登壇〕 ◎保健福祉部長(青木学君) 私からはご質問の1点目、中核病院の設立計画についてお答えいたします。 お尋ねは、小児救急を含む24時間、365日の救急医療を担う病院を市の財政負担なしでつくるのは困難であると危惧する一部の意見に対する市の見解とのことであります。中核病院として夜間、休日診療はもとより2.5次救急機能を担うことは、経営上困難な側面を持つとの声が一部にあることは事実でございます。しかしながら、市といたしましては現時点においては財政支援が必要とは考えておりません。私どもが今回の中核病院整備に当たって、市の公募による民設民営医療機関の誘致という手法を財政負担なしに選択した基本的な考え方につきましては、既に鎌ケ谷市中核病院の整備方針にまとめ、議員各位にお渡ししたところでございます。 改めて申し上げますと、次の2点に集約できると言えます。1点目は、国の行財政改革に基づく医療政策の動向によるものでございます。国においては、医療分野も聖域なき構造改革の対象とし、例外なき改革の一環として国公立病院の統廃合や民営化を推進しております。こうした動向にあって、地域を限定して特定分野の規制を緩和する取り組みとして、医療分野では長野県での株式会社の病院経営参入を図った医療特区の実現がございます。また、神戸市における再生医療や高度医療などを誘致し、医療と産業の一大拠点を試みた先端医療産業特区の実現がございます。神戸市の担当者は、医療は産業発展の切り札になり、その経済効果ははかり知れないと強気の姿勢とのことであります。以上申し上げた長野県と神戸市の事例からは、高度医療イコール不採算性部門とするこれまでの常識は覆されつつあると言えます。2点目は、市みずからの行財政改革によるものであります。3次にわたる臨時行財政改革推進委員会の提言に基づく改革にもかかわらず、平成15年度から19年度までに約27億円の財源不足が見込まれ、大規模事業への新規投資が不可能な現状にあるわけでございます。 以上、私どもの基本的な考え方を申し上げましたが、実際に豊富な経験に基づく高度な運営技術と経営体力を有する意欲ある民間医療機関は全国に多々あるわけでございます。特に今求められる小児救急においても、県の担当者は鴨川市の亀田総合病院を初め実績のある民間病院は県内に数社あると申しておりました。今回の公募についても既に複数の法人から問い合わせを受けており、その中で今日現在担当窓口に公募要綱を受け取りに来ましたところは、一昨日月野議員に答弁した数字からさらに伸びまして12社でございます。具体的に申し上げますと、医療法人3社、建設業等関連企業7社、マスコミ関係2社でございます。このように短期間にもかかわらず高い関心が寄せられましたことは、私が前段で申し上げました高度医療イコール不採算性部門とする常識が事実として着実に覆されつつあるあかしになるのではないかと思われるわけであります。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。          〔生涯学習部長 中台 茂君登壇〕 ◎生涯学習部長(中台茂君) スポーツ施設の現状についてということでのご質問でございます。市民が健康保持や増進を目的として個々の体力等に応じたスポーツレクリエーション活動に親しんでいただけるよう施設整備に努力しておりますが、市民プール、野球場、それからご質問にもありましたが、テニスコートなど、各種スポーツ施設の規模や設置数におきまして、近隣自治体と比較しますと、やはり不足している状況にあるのではないかと認識しているところでございます。市内の各施設につきましても設置してから相当の年数が既にたってきております。そのようなことから、老朽化も進んでいるところであり、施設の維持補修に多額の経費を必要としている現状にあるということでございます。 それから、弓道場のご質問でございました。鎌ケ谷市に隣接しております市川市、松戸市、船橋市、白井市、そして沼南町、隣接している自治体においては弓道場を持っているようでございます。あと、私ども県内の北西部の自治体に、担当部局に問い合わせてはみましたが、習志野市、浦安市、野田市、流山市、我孫子市などはまだ弓道場の設置はないようでございます。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) では、まず順次質問を続けさせていただきます。 先ほど福祉部長の方からこの中核病院がいろいろな状況の中で、たとえ鎌ケ谷市の財政負担がなくてもやっていけるのだというふうなご指摘がございました。そこで、お聞きしますが、このような民設民営の、しかも行政が一切財政的な援助をしないと、そういう形で誘致をして実績を上げている例があるかないかをお聞きします。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) お答えの前に、申しわけございません、先ほど私1回目のご答弁で、市みずからの行政改革によってというくだりで「平成15年度から19年度までに約27億円の財源不足」と、こう申し上げましたけれども、これを「数十億円規模」にご訂正お願いします。よろしいですか。 ○議長(平原俊雄君) はい、いいです。 ◎保健福祉部長(青木学君) それでは、再質問にお答えさせていただきます。 市が財政負担をしないで誘致した事例とのことですけれども、私どもが調べさせていただいたところではそうした事例はございません。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 続いて、こういう指摘があるわけです。病院の経営が大変厳しいということになりますと、過剰医療というのでしょうか、本来風邪で行ったら点滴をするとか、我々素人が見ても過剰医療というふうに、専門家もそうなのでしょうけれども、そういうふうに見たり、あるいは最悪の場合は手抜きによる医療事故とか、そういう危険性が高くなるのではないかという指摘が一部にあるわけですけれども、このことについてはいかがお考えでしょう。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) この問題につきましては、議員もご承知おきのとおり医療法第25条の規定によって、基本的には県において必要に応じ、医療監視を実施しているところでございます。基本的にはその部分で対応いただくということになるのですけれども、ただ今回の市の中核病院についてはこういったような形で県にだけゆだねるというわけにもまいらないのではないかと考えております。したがって、その辺についてどういうような機能が付加できるか、どちらにしても運営協議会なるものの中に少し検討できればなということで検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 少し耳の痛い話が続いて恐縮ですけれども、続けさせていただきます。 さらに、こういう指摘がございます。100%民設民営の場合は市の行政のコントロールが民設民営の病院にきかなくなるのではないか、そういう心配というか、指摘があるわけですけれども、これについてはどうでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) これもこれまでの答弁の繰り返しになるわけでございますが、二つあるのではないかと、手法は。一つは、事業者と協定書を交わしていくと。この中で明確にその辺を明記していくということが一つ。それから、この前の回答しました中核病院運営協議会なるものを設置して、そこでコントロールしてまいりたいということです。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 今部長の方から運営協議会というお言葉が出たわけですけれども、我々にも配られております鎌ケ谷市中核病院の整備方針についての15ページに、下の方なのですけれども、少し2行ぐらい読んでみますので。「市の運営方針や医師会、市民の意向を反映できるような仕組みが不可欠である。したがって、病院管理者に加えて、市や医師会などによって構成される運営協議会などを設置し」ということで続くわけでございますが、この中に確かに先ほどの質問、私以外の今までの質問の中にもお答えがあったわけですが、医師会や市が構成するというのはわかるのですが、市民が運営協議会の中にも参加するというのも大事なことではないかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) その辺はあくまでも今後の検討課題になるわけでありますが、受診者代表と申しますか、市民の代表、こういった視点も踏まえて慎重に検討してまいりたいと、かように考えます。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 恐らく私も後半では少し違う話もさせてもらいますけれども、市民が待望しているという。待望というのは、待ち望んでいるという意味です。そういう中では、やはり市の方針でもあります市民参加、あるいは情報公開、これを基本にしたまちづくりということがこの鎌ケ谷市の大きな骨太になっているわけですから、ぜひこの運営協議会などが構成される場合には、市民がこの前の病院の選定委員会にも公募の委員がたしか2人市民代表で入っているかと思うのですが、やはりその整合性からも市民が参加して、例えば誘致が成功すれば当然市民もまたその運営協議会に何らかの参加をしていくというのは当然ではないかと思うのですが、いかがですか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) ご意見として承らせていただいて、前向きに検討させていただくということで。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) ぜひ前向きにお願いいたします。 さて、さらに続けますと、この中核病院は、よくこの冊子を読んでいきますと、三つの大きな任務を負っているというふうに指摘をしております。9ページですか、いわゆる医療分野、病院、診療所などというのが当然一つの大きな分野であります。次に、保健分野、老人保健施設など。さらに、福祉分野、各種介護保険サービスなどということで、三つの大きな任務を背負っているということで位置づけがなされているわけですが、そこで詳しくお聞きしたいのは今行政当局が出している案の中で医療については比較的わかりやすいのですけれども、保健と、それから福祉についてこの中核病院とどういうつながりで考えておられるのか、少しその辺をご説明をお願いいたします。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) まずは、考え方の部分で保健、医療、福祉の連携ということになっておりまして、物理的に施設関係が基本的に一団の地に整備されれば一番よろしいのですけれども、そうは当初の段階でまいりません。したがって、今は情報のいわゆるリンクということで、とりあえず形としては保健、福祉サービス分野のサービス情報を相互に提供する、その中心となるような施設、それと次にはサービスに対してやはり医療が中心的にいろいろ仕入れをしてまいるとか、そういったような形で当面は連携させていただきたいということでございます。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) そうしますと、もう一回、今のは抽象的過ぎてすとんと落ちないのですけれども、保健分野や福祉分野に絞って今お聞きしているのですけれども、そうするといわゆる町医者と言ってはあれですけれども、そういう我々がかかりつけのお医者が市内にいらっしゃると仮定した場合、そことの今言った福祉、保健分野との連携というのはどういうふうになりますか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) 通常の診療所機能と、まずこの中核病院の役割は照会、いわゆる診療所に行って、病院がどうしても必要になる場合には紹介状をお持ちになって、いわゆる紹介外来型ということで中核病院が受け入れると。中核病院がいわゆる2次的な医療行為が終われば、今度かかりつけ医の方にまたお返しすると。相互にそういう形で病診の連携を図るということが一つです。それと、病院にまで入らないけれども、とりあえず福祉施設に入るのだけれども、入れない場合、とりあえず老健施設という保健関係の施設があるのですけれども、まずこの老健施設に一度お入りいただいて福祉に行く、もしくは老健に入っているときにぐあいが悪くなった場合には中核病院が受け入れるということに、どちらにしても中心的な位置づけは中核病院が担うということです。ということで、ご理解いただけますか。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 中核病院が、今おっしゃったのはどっちかというと医療関係を中心にお話しになったのですけれども、何回か言っておりますように保健福祉分野、そういうこれは一つの私は理想型に近いかなと思うのです。私の狭い経験で、秋田県の同じような一つが中核までいかないのですけれども、相当高度な病院があって、そこに情報が介護保険や、あるいは老人保健施設で入っている方のデータが集積され、お互いの連携がいっている「福祉の森」構想というところを前に視察をしたことがあるわけですけれども、そういう中ではやはりその分野がお互いに大変連携がうまくいって成功しているということで、大変そのときは感心をしてまいってきたわけですけれども、そういう形でやるときにやはり地元のお医者である医師会というのでしょうか、そういう方との連携というものもどうしても必要だというのがそこの私の視察した秋田のあるまちの例だったのですけれども、そこでお聞きしたいのですけれども、これも何回かほかの方も質問されていましたけれども、医師会が今回いろいろ意見を申し上げたり、私も読ませてもらったりしたわけですけれども、正直のところもし9月にゴーサインが出て中核病院が数年してできるというときに、あるいはそれが刻々と近づく中で今医師会は、差しさわりない範囲で結構ですので、どういうふうな対応を徐々にされつつあるのか、少しその辺お聞きをしたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) このご答弁も今まで繰り返しになるのですけれども、確かに医師会の先生は今現在はかなり私どもの方とお考えが近いものがあるのです。それで、既に3年後の中核病院の開院をオープンを視野に入れて、その時点ではもう中核病院の位置づけをしっかりと模索しながら現実的な対応を図るというようなところだと思います。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 大変私期待したとおりのあれで、余りこう言うと刺激になりますので、これ以上は申し上げませんが、やはり流れとして今部長がおっしゃったようなあれかなと私も感触を持っております。 次に、これでめでたく9月になり、病院選定の結果が出るというふうに仮定したとしての質問なのですけれども、恐らく私の感触ではこれだけ大きな病院、しかも公共的側面を持った施設ができるというのは鎌ケ谷市でも恐らくないのではないか、今まで。そんなふうな感想を持っているわけです。それほど結局この中核病院というのは鎌ケ谷市にとっては大変な重大な、生命を守るという重大な面もあるし、それから市民にとっても私は最重要の注目課題だと思うのです。そうなりますと、どこの病院が決まるのか、これによって相当やはり市民の方の期待感なり、逆にがっかり感なり、いろいろ出てくると思うのです。ご存じのとおり今医療問題をめぐってはさまざまの問題があります。医療過誤の問題、あるいは誤診の問題、あるいはさまざまな業者が病院経営に今参画する。いわゆる異業種というのですか、本来医療行為ではないところが入ってくる。それ自身はどっちかというと規制緩和の流れのようですけれども、一方ではまた危険性が伴うという、これは我々一般的にも考えられると思うのです。それやこれや頭の中を駆けめぐりますと、結果として例えばA病院を誘致しますよといったときに、その経過と結果についての情報公開は欠かせないと思うのですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) もちろんそのとおりだと思います。これまでの取り組みの経過について申し上げますと、やはり昨年12月1日号の市広報で、まず詳細に市民の皆様にこの病院問題につきましてお知らせしてきたところだと。また、公募選定委員会につきましても原則公開として、これまで2回会議を開いていて、すべて公開で行ってきていると。今後医療機関を決定する会議を8月には開催できると思うのですけれども、これも原則として公開でやらせていただくと。さらに、その結果につきましても応募の概況、事業予定者として決定した事業者名及びその提案内容の概要、それで審査のポイントを付して公表してまいりたいと考えています。なお、事業予定者以外の提案につきましては、応募者の不利益等を考慮して、これは匿名とさせていただくと。そして、その概要を公表させていただくというようなことを考えさせていただいています。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) この冊子、整備方針の中でも正直言って10社というか、10医療機関なり、10が希望してどこか一つしか決まらないわけですから、あと九つは匿名にするというのは、これはどこのコンペなり、あれでも聞いている例ですから、それはわかりますが、例えばその一社というか、会社ではないのですけれども、一企業なりを選んだときには、それについてはこういう根拠で市民の大事な命を守る病院を誘致しましたよということをやはり詳細に情報公開してほしいと思うのです。先ほども途中で話とめてしまいましたけれども、これはあくまでも民設民営といいながら、やはり市民がその病院を支持しなかったら極端な話、患者として行こうという気にならないかもしれません。患者として行こうという気にならなければ、その病院の将来はもう見えるわけですから、やはり最大限情報公開をして、この病院やはりいい、行政も責任持って選んだのだ、市民も、よし、期待持って、病気にはなりたくないけれども、万が一のときは行けるのだという一種の安心感と自信をやはり与えることが最大の私はポイントだと思うのです。ですから、その中に、繰り返しになりますけれども、先ほど述べた心配があるわけです。心配というのはやはり民設民営の場合に、悪い言葉で言うともうけ主義というか、やはり医術より算術ということも聞きますので、そういうものにならないために、ならないという保証はないわけだから、それができたときに先ほど言った運営協議会、その中にやはり市民が入る。そして、その市民がもし曲がったようにこの病院がいってしまう、いってしまうと言っては失礼なのですけれども、そのときにはあえてそこの運営協議会で発言をする。そして、市民がみんなで育てていこうというふうなイメージがこの病院にとっての使命だと私は思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(青木学君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 青木保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青木学君) 私どももそのように考えております。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 最後に、議員個人として私の感想を二つ述べさせていただきます。たしかタウンミーティングだったと私記憶しているのですけれども、結構何百人も集まったところである市民の方が、私は船橋市から鎌ケ谷市に越してきましたと。比較的若い方だったのですけれども、一番今心配なことは、私の家族には重病な方がいる。船橋市には医療センターがあって、いざとなったらそこへ行ったと。鎌ケ谷市に引っ越してきたら、そういう高度な重病を対応するところがない。これだと、船橋市から鎌ケ谷市に移ってきたのだけれども、私は心配でたまらないということを何百人もいる前で、名前も詳細も覚えていませんけれども、その内容だけは私覚えています。ですから、そういう市民の重病のときには助けてもらえるのだ、命守れるのだ、これを私は中核病院に市民期待していると思うし、圧倒的に市民はやはり私は望んでいると思います。 それから、もう一点の印象は、私も医療懇のメンバーだったのですけれども、そのときやはり詳しいことは省きますけれども、議題に入ろうと思っても2時間も3時間も議題に入れない、そういう独特の時期があったと思うのです。そのときにやはり行政の方が、これは市民も望んでいるし、議会のほとんどの議員も望んでいるのだということで、毅然として医療審議会でいろいろな方を前にして述べられた姿は今でも頭に残っています。やはり今回のことは、別にヨイショするつもりはありませんけれども、鎌ケ谷市の行政の迫力というか、そういうものがやはりいろいろな困難さをとりあえずここまで乗り切ってきていますので、私は大変行政のどなたというふうには言えませんけれども、その努力を目の前で2年間見てきましたから、ぜひその力を9月の発足まで持続をされることを望んでおります。以上で1番目の質問は終わらせていただきます。 2番目の質問に移ります。先ほど中台部長の方からは鎌ケ谷市はスポーツ施設が大変十分でないという正直なと言ってはあれですけれども、お答えがありました。そこで、私今まで3回も質問して立ったのですけれども、今まで聞いていなかったことがあるのですけれども、何でこうなっているのですかということをどこかで聞かなくてはいけないだろうと思ったのですが、何でこういうふうになってしまったのでしょう。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) なぜかというご質問でございます。鎌ケ谷市の歴史を私なりに本当に雑駁な言い方をさせていただくならば、鎌ケ谷市は首都圏近郊に位置しております。ですから、昭和40年代というのは非常に激しい人口急増の時代でございました。ですから、昭和40年後半から50年代というのは小中学校の施設整備に追われた時代だったと私は思っております。ですから、そういう昭和50年代は学校施設に追われ、そしてそれ以降についてはおくれてきた都市整備基盤に重点を整備をしていかなければいけないということで力を入れてきた。そして、近年になって、言うならば高齢化あるいは少子化社会と言われて、その対応、そして最近は本当に弱者対応が迫られて福祉にも重点を移しつつあると、そのように私は思っているところです。そういう中で学校教育施設がほぼ終わりかけた、その段階の言うならば昭和57年に市民体育館を建設しているわけです。そして、昭和63年には陸上競技場を建設したということで、そういうことでは都市整備基盤に先駆けてスポーツ施設をつくってきたということは言えるかと思っております。ただ、ではこの間何でこんな状態になってしまったのかと、そういうことでは鎌ケ谷市の将来を考えたときに都市基盤整備は欠かすことができない事業整備をしていかなければいけないということがあったというふうに私個人は思っております。ただ、この間スポーツ施設について何もしてこなかったわけでは決してない、そう申し上げたいわけです。一例を申し上げるならば、平成8年、東野少年野球場の用地購入してあります。この金額が約1億4,000万円。そして平成9年、体育館の照明システム改修で約1,400万円、平成10年には体育館の外壁改修で1億7,000万円、同じく市営野球場の改修で1,200万円、市営庭球場改修で600万円、それから平成12年には市民プールの改修なりで1,500万円で、この間施設の改修工事を重点的に整備をしてきたということが言えると思います。そしてまた、教育委員会としてはこの10年の間中学校の実は柔剣道場の建設を計画的に進めてきているということがあって、ご質問のような社会スポーツの面でのスポーツ施設ということに関しては現状のような状況になっているのかと私自身は思っております。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 私もほぼそう思っております。私も教員長かったものですから、今思うと中部小へ最初に赴任したときに全部プレハブで、工事現場かと思ったというのが私の最初の鎌ケ谷市の印象だったのですけれども、それぐらい教育爆発というか、わあっと教育費にかかった時期があり、また次はこれは私今中台部長と少し違うのですけれども、どっちかというと90年代になると公民館とかコミセン、これをやはり整備するということでばあっと。おかげさまで北初のコミセンで大体打ちどめのようですけれども、やはりそういうふうにやっていきますと、少し僣越な言い方ですけれども、やはり長い間の行政の中で落ち込んでしまうところは気がついたら出ているというふうに私は思うのです。そうなると、気がついたらやはり今みたいなスポーツ施設のせっかくスポーツ宣言都市をしながらもこういうふうになってしまったと。やはりこれからこの辺、今までは今までとして、それから予算がこれだけ厳しい状況なのだからということはすべての前提につくわけですけれども、そうではありながらやはりスポーツ宣言都市を掲げ、生涯スポーツということを市民が期待しているわけですから、何らかの形でこれを拡充していかなくてはいけないと思うのですが、これからのことはどんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(中台茂君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 今ご質問にもありましたように、また昨日からいろいろご質問なりいただいている財政再建の状況でございます。そういうふうなことでは、用地なりをとにかく確保しないことには施設の建設もできる状況にはございませんので、そういうふうなことでは遊休地の活用なりを図っていきたいと、そのように考えております。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 一つは、もう一回プランをつくり直したというか、レインボープランにも出ているのですけれども、やはりスポーツ施設を本格的につくろうというのですけれども、ではいつまでつくるのかというのも定かでない。きのうから2日の話でもレインボープラン自身も相当きついのだよということで何回も出ているわけですから、少しこの辺でもう一回スポーツ施設について具体的に洗い出して、それで本当にそれだけがやはり落ち込んでいるならいろいろな工夫をして、お金ももちろん必要なのでしょうけれども、そんなにお金かけなくてもやっていけるような方法も駆使しながら、やはり充実させていく必要があると思うのです。 そんな例として二つあるかと思うのですが、一つは先ほどのテニスコートではありませんけれども、6面から全然ふえないでずっとここ十数年来ているようですけれども、だったら年末年始とか、休んでいるコートというのは休まなくてもいつでも使えるのだということで、たしか年末を無休にしてコートの開放を行ったと思うのです。それから、最近の事例では多目的グラウンド、佐津間の火焼田を中心にして県から土地をお借りして、とりあえず今は少し補正がついているようですけれども、オープンしようと。確かに県が返せと言えばあしたでも返さなくてはいけないというようなこともないわけではないのでしょうけれども、とりあえず土地をお借りしてやっていこうとか、私はいろいろな工夫があったと思うのですが、この辺についてはどんなふうな評価というか、お考えでしょうか。 ◎生涯学習部長(中台茂君) はい。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。
    ◎生涯学習部長(中台茂君) 現在あるスポーツ施設につきましては、休館日というのは年末年始のみが休館になっております。中でも、今少しご質問の中にもございましたが、市制記念公園内の市営庭球場、これにつきましては平成13年から年末年始も利用できるような形に改善したわけです。ただ、ほかの施設についても今のご質問では同じように年末年始も使えるようにしたらというふうなことでございますけれども、その施設がある周辺の環境の問題もやはりこれは度外視できない問題だと思います。それからまた、管理状態、それから経費の問題なりも同じように考慮して考えていかなければいけないことかなと、そのように思っております。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 時間もあるので、少しさっき言ったもう一回スポーツ宣言都市にふさわしく一体どうなっているのだということを洗い直して、土地を借りられるのだったら借りようかとか、いや、休みをなくしてフル稼働させようだとか、そういう洗い直しと言っていいのでしょうか、そういうことをやってほしいと思うのですが、その辺いかがですか。 ◎生涯学習部長(中台茂君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) スポーツ施設については、不足をしているという認識では最初にお答えさせていただいているわけで、そういうことでは土地、場所の確保、それから施設の年末年始のオープン、利用云々についてもこれから検討するというふうにお答えさせていただきます。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 言葉のあやですか、検討という言葉。私の洗い直しって変な言葉かもしれないですけれども、一応全部をスポーツ施設を公有の、そういうものをどうなのだということでもう一回見て、さっき言ったように県から土地が借りられるなら、借りられる方向をとにかくやろうかとか、そういうことを私言っているのです。検討という言葉もないわけではないのでしょうけれども、私の言っているのはもう一回全体を見直してくれと。そして、その中でできるものはできるような方向をとってほしい、そういう意味の質問なのですけれども、どうでしょうか。 ◎教育長(井上和夫君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 井上教育長。 ◎教育長(井上和夫君) 私自身もかつて教育長にさせていただいてからこの問題については、議会ですから、記録に残ってしまうので、変な言葉は使えないわけですけれども、さっきの生涯スポーツ宣言都市の看板をどうするかということで十分話をしたことは事実でございます。その問題について話をしたことは事実でございます。非常に恥ずかしいことですけれども、私自身のこれはすべて力のなさだと、このように反省はしています。ただ、例えば市民体育館の周辺とか、それから総合運動公園の中、これらについては十分に検討する余地はあるということで、これも常々言っているのですが、やはりなかなか事は思うようには運ばないと。ですから、今議員おっしゃったようにもう一度すべてをまないたの上にのせて、どこにどうするか、どこをどういうふうに広げられるか、これは十分やっていかなければいけない。このように思うと、こういうことであります。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) とにかくもう一回見直してください。洗い直してください。私ら特に佐津間という端っこにいるものですから、テニスなんかというと沼南町、白井市にやはり行くわけです、私なんかもテニスで。そうすると、やはり少し肩身狭いのです。それは個人的考えでしょうけれども、とにかくもう一度10万3,000、この辺では船橋市向くと小さいですけれども、向こう向けば最大の都市なのですから、やはりぜひ見直しをもう一回やってほしいということをやっていただけるそうですので、ありがとうございます。 では、時間があれですので、最後に弓道場のことに絞って少しお話ししたいと思うのです。鎌ケ谷市の地続きのまち、沼南町、白井市も含めて弓道場があるということなのですが、鎌ケ谷市にはないということで、今年2月に鎌ケ谷市民が約十数名、20名近い市民が市にあてて2月15日付で弓道場建設のお願いというのが出されております。これ一部だけ読んでみますと、全国の市町村はもちろん近隣の市町村のほとんどに弓道場ありますと。鎌ケ谷市と同じように弓道場がなかった沼南町にも平成10年、待望の弓道場が建設されましたというくだりで、私たちは弓道をやっているけれども、鎌ケ谷市にないために船橋市とか、市川市とか、白井市に入れてもらってやっているのだけれども、このままではとても困るというふうな切実な声が出ております。ある方がその様子を少し書いてきましたので、簡単に読んでみますと、「私は学生時代弓道を行っていましたが、就職し、多忙なため中断していました。10年ほど前から施設があれば再度弓を引きたいと思い、鎌ケ谷市に問い合わせました。ところが、近隣の市町村には公の道場がありますが、鎌ケ谷市には現在に至ってもありません。仕方なく隣の白井市の弓道協会に加入させていただいておりますが、現実には弓道協会が使用しているため、市町村の建設及び補助を受けている施設ですので、他の人については大変厳しい加入資格があります。鎌ケ谷市では20名近い市民で鎌ケ谷弓友会を結成し、練習しておりますが、他の市や町に出かけざるを得ず、肩身の狭い思いをしております。日本の武道の一つである弓道の道場を鎌ケ谷市の施設として近隣の市町村と同様ぜひ建設をお願い申し上げます」と。鎌ケ谷市在住28年のAさんという方でございます。最後に、「なお、千葉県民体育大会には平成6年から毎年7名の構成メンバーが団体戦に出場し、頑張っております」ということで、弓道場なくても鎌ケ谷市のゼッケンをつけて県の大会に出ているわけです。練習場はそういったように転々と回っているという、そういう実情が切々と訴えられているわけです。それで、2月15日付には7ページにわたって鎌ケ谷市当局に弓道場建設のお願いというのが届いているかと思うのですが、この件についてはどんなふうに把握されますか。 ◎生涯学習部長(中台茂君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 今ご質問いただきましたように、文書が確かにスポーツ振興課の方に出されております。弓道をなさっている方にとっては、練習場が身近にないということは非常に活動が不自由していると、その辺は十分理解できるところです。ただ、先ほど来お答えの中にさせていただいていますように市内の体育連盟に加入しております、26団体あるようですけれども、そちらのそれぞれスポーツをたしなんでいる人たちについても、要は練習場なりに苦慮している団体も非常にあるのかなと、そのように考えております。ですから、弓道だけでなく、今後やはりスポーツ施設の充実には努力していかなければいけないと、そのように考えているところです。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) そうですよね、別にある特定のスポーツだけをひいきしてしまうというのは、それはやはり公的な立場としてはあれでしょうけれども、ただ先ほどの例にありましたように周りずっと鎌ケ谷市周辺見ても全部あるわけです、周辺のさっき挙げたところで。ですから、そういう面から見ると、これも足りないというのと、また違うわけです。ないということのやはり深刻さがあるのではないかと思うのです。それで、もう2年前になりますか、沼南町に、沼南町って人口たしか4万人台だと思うのですけれども、そこでも弓道場がつくられたのですが、私も調べに行って、いろいろ見たり、それから資料もらってきたのですが、沼南町が新たに2年前に弓道場つくったことについての何か情報というのですか、あるいはそういうものを把握していますか。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(中台茂君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 正直に申し上げます。今回のご質問をいただきまして、そういう点では沼南町、それから白井市、船橋市、その弓道場の状況を資料をいただいたところです。沼南町の施設については、約3,000万円の建設費がかかったというふうに大体の概要としてお聞きしております。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 私も質問する関係があって直接いろいろ資料とか見てきたのですけれども、この建設の経過で、これは沼南町の当局の方の文書なのですけれども、弓道連盟とか、そういう方より、せっかくつくるならば、立派なものは要求しないが、せめて正規なものを建設してほしいとの申し出があり、以前から公園として借用している体育館東側山林を弓道場用地として借用して、この弓道場の建設を行ったというふうに述べております。広さが敷地面積868.01平方メートルです。ですから、3.3で割ると300坪弱でしょうか。それで、建設費用が3,800万円、鉄筋コンクリートづくり、土地については借地ですので、年間84万円。ですから、土地そのものは土地をお借りしてやったと。そして、現在登録されている方が五十数名いらっしゃるということで、60名近いというふうに述べておりました。多分4万数千で五、六十名というと、鎌ケ谷市ではそれを当てはめると百二、三十になります、もし同じようなまちとすれば。ですから、結構多いのだなと思って聞いてきました。これで見たら、例えば体育館横のところを土地を借りて、しかも土地代は年間84万円ということですから、いろいろな工夫すればできるのかな、あるいはできる可能性もあるのかなと思ったのですけれども、土地の借用とか、そういうことで一つの先ほどの県から土地を借りたのとは少し違いますけれども、そんなことも一つの工夫ではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 中台生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(中台茂君) 用地につきましては、今ご質問にもありましたように遊休地を借りるという方法があるかと思います。あと、私ども考えなければいけないのは建設費用です。今実施計画に盛り込まれているスポーツ施設関係の実施計画を見ましても市営野球場の改修等、それから東初富のテニスコートの改修、現在ある施設の改修で手いっぱいという状況なわけです。そこへ、沼南町の事例を持ち出すならば約3,000万円の事業を実施計画上に盛り込んでいく。これは、非常に努力をしなければいけないことではありますけれども、非常に難しい現状にあるように私は思っております。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 時間もあれですけれども、今日の討論の中で医療問題は抜きにして体育施設にしてみますと、少し振り返ってみると、鎌ケ谷市市制三十数年たったけれども、すばらしく伸びているなというところと、長い間に気がついてみたら結果的には落ち込んでしまったなというところと、やはりアンバラになっているのはしようがないと思うのです、ある面で。ですから、三十数年市制を施行して、ここは鎌ケ谷市として結構いいところまでいったぞと。ここは、気がついてみたらやはりおくれているというか、落ち込んでしまっているぞと。その中の一つが先ほど部長もいみじく述べられたようにスポーツ施設の問題ではないかと。これは私が言っているだけではなくて、結構多くの先輩議員もおっしゃっているわけです。ですから、そういう点で、そういう中でスポーツ施設の充実というものを、予算が厳しいということは重々わかるわけですけれども、そういうものも含みながら、さまざまな工夫を凝らしながら、やはり重点的に私は施策化をしていただきたい。やはり行財政改革がいろいろなことで問題として指摘されているわけですけれども、より精選した仕事をしてくれと。より例えば本当にここは必要なのだというところには使おうではないかという意味でのある面で節約というか、削減だと思うのです。そういう点では、このスポーツ施設は紛れもなく落ち込んでいる一つでありますので、ぜひ今日の討論を踏まえまして、全体に見直しをしていただけるということですので、見直しをして、この件についてもさらにともに市民に喜ばれるようにスポーツ宣言都市にふさわしい施策を進めていただきたいことをお願いして質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(平原俊雄君) 以上で23番、津久井清氏君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を3時25分といたします。          午後 2時56分  休 憩                                                      午後 3時25分  再 開 ○議長(平原俊雄君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(平原俊雄君) 次に、21番、石井一美君に発言を許します。 ◆21番(石井一美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。          〔21番 石井一美君登壇〕(拍手) ◆21番(石井一美君) 21番、石井一美、平成15年6月定例会に当たり、市政に関する一般質問を行います。執行部の皆さんの誠意ある答弁を期待いたします。特に市長については、わかりやすく答弁をお願い申し上げます。 私「統計かまがや」を見てみましたら、この鎌ケ谷市が村制をしいたのが明治22年、そして昭和33年、町制、昭和46年、市制、この間合併もなく歩んできた鎌ケ谷市の歴史の中で、清水聖士市長が37代目だそうでございます。また、その歴史の中でも鎌ケ谷市生まれ以外の首長は清水聖士氏が初めてであり、それも鎌ケ谷市に住んで2カ月足らずで市長になったということを考えると、このこと自体でも鎌ケ谷市の歴史を大きく変えたかもしれません。あるいは、鎌ケ谷市の市民が大きく変わったのかもしれませんが、いずれにいたしましても鎌ケ谷市にとって新たな局面を迎えたことは変わりはないわけでございます。鎌ケ谷市の歴史も、また地域もわからない不安なスタートであったと思うが、早いもので就任されてから10カ月過ぎようとしております。定例議会も4回目を迎え、鎌ケ谷市という地域も少しは理解できたのではないかと、そう思い、私の市長に対する行政運営に関する、その本音のところを何点かお聞きしたいと思い、通告したわけでございます。 まず、鎌ケ谷市のまちづくりビジョンについての考え方であります。鎌ケ谷市の前身は農業が中心で、農村型のまちを形成したと思われます。また、昭和40年代からは、この前半時期からは急激な人口増に伴い、都市型のまちへと大きく変化した時代でもあり、昭和46年には町制から市制へと移行された年でもあります。このころから首都圏の住宅都市、鎌ケ谷市として歩み始めたころであり、行政も急激な人口に対応できず、教育施設、道路を含めた都市基盤の整備が大きくおくれをとり、後追い行政と言われたのもこのころからであります。そこで、まちづくりの基本的な考え方を中長期的にまとめた計画行政がスタートしたのもこのころからではないかと思われます。 まちづくりの歩みを見ると、鎌ケ谷町総合開発計画、あるいは鎌ケ谷市総合基本計画、鎌ケ谷市新総合基本計画、そして平成13年から平成32年までは前期10年、後期10年の鎌ケ谷市総合基本計画レインボープラン21がスタートし、今年で3年目に入る年でございます。私も昭和62年に市議会議員に当選して以来17年目になりますが、前基本計画からの議会活動をしております。前基本計画は15年間という長期間にわたっての計画であったため、策定されたときは経済の情勢もよく、安定的な成長時代、またこうした時代からバブル経済の崩壊による経済の急激な低迷時代へと続く中、そして社会情勢の変化等で計画等の変化も余儀なくされたものも幾つかあったように思われますが、議会としても計画の推進には強く要望してきたこともあり、その時代に直面した課題に取り組み、ほとんどの事業は実施、あるいはおくれても事業の整備はされてきたと思われます。今回策定された鎌ケ谷市総合基本計画レインボープラン21の場合におきましては厳しい経済情勢の中、また経済の低迷はまだまだ続くと予測される中でつくられた計画であると私は思っております。 そうしたことを考えたとき、この10カ月間の市長の政治姿勢に幾つかの疑問を感じる、そういうところがあります。まず、昨年11月、市長が就任して3カ月しかたっていないのに突然白井市との合併問題が出されたこと。それも、聞くところによると、発信源は市民でなく、鎌ケ谷市であるような話なので、私はこのとき市長は本当に何を考えているのか。行政運営を放棄して、鎌ケ谷市を白井市に売るつもりなのか。実際こうした合併問題が出たこと、この合併という問題につきましては現在の鎌ケ谷市を考えた場合に、あるいは市川市、松戸市のようにこうした市と合併するということは中核都市を考えた場合ということで、ある程度理解はできる。あるいは、北総沿線で白井市、印西市が進めておる2市2村の合併についても、こういうことなら多少は理解できるところがあると思うのですが、なぜ白井市なのか。こう考えたときに、まさか市長は白井市との合併なら人口の多い鎌ケ谷市で市長をとれるなんて考えていたわけでもないでしょうが、いずれにいたしましても自立する鎌ケ谷市のまちづくりを目指してきた私どもにとりましては大変理解しにくいことでございました。 また、平成15年度からスタート、この第2次実施計画でもそうですが、自分の選挙公約であると言って幾つかの事業を入れたのは、これは結構な話ですが、この鎌ケ谷市にとって、またレインボープラン21がスタートしたばかりなのに、この最も重要な事業を再検討課題として棚上げしたことなど、またあるいは私たちの選挙後、議会もまだ開催されていない、議長も不在の時期に公用車を売却することを新聞発表するなど、それも新聞報道では市長車となっていたが、実際は議長車を売却するなど、こうした重要な問題を議会とのコンセンサスを得ないまま進められるということは大変残念なことであります。市民にとっても不幸なことですし、総合基本計画レインボープラン21のまちづくりの人間尊重、市民生活優先の基本理念に逸脱しているのではないかと思われるようなことがありました。しかし、このまま進まれては私たちの議会とのコンセンサスは得られないわけでございますので、こうしたことをなくす上でも今後議会とのどのような姿勢で臨むのか注目するところでありますし、そうした観点からも市長はどのような理念を持ってこれからの鎌ケ谷市のまちづくりを進めていくのかお聞かせ願いたいと思います。 次に、新鎌ケ谷地区についてでございます。新鎌ケ谷地区につきましては、大分区画整理も進捗しているようです。地権者の協力によりセンター地区に土地を集約して開発、イオングループのジャスコが進出することが決定いたしました。そして、平成16年3月にはオープンの予定と聞いております。いよいよまち開きの段階に来ております。この区域は、この以前は鎌ケ谷市でも一番の生産性の高い農地であり、農業の基盤整備もしっかり整っていた地区でもあります。しかし、ここには鉄道3線が交差するという、そうした立地条件もあることにより、鎌ケ谷市もその中心市街地としての開発に取り組んできたところでありますが、農家地権者にとりましては大変反対があり、当時担当の職員も大分苦労した、そうした開発だったと思います。開発が完成が近づいてくると、そうした苦労された職員、関係者は感慨深いものがあると思います。そうしたことを考えた場合、この地域の開発はむだな開発にならないように、最後までしっかりとやっていただきたいと思います。市長はまだ就任10カ月ですが、この新鎌ケ谷地区のイメージというものをどのように持って、そしてどのように仕上げていくのか。価値観のある地域になれるためにも周辺の整備も必要であると思っております。周辺の整備を含めて市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 清水市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) ただいまの石井議員のるる述べられたことに関しまして、鎌ケ谷市をどういうまちにしたいのか理念を述べてくださいということですので、少し私の考えの一端を述べさせていただきます。 鎌ケ谷市は、現在財政的に大変厳しい状況であるということは一昨日来月野議員にお答えした以降も申し上げてきておりますが、しかしながらこのような時期だからこそ市民の立場に立った効率的な行政運営を基本としながら、当面の困難な状況に萎縮することなく、将来を見据えたまちづくりをしなければならない、心を新たにしておるところでございます。どういうまちにしたいのかということでございますが、一言で言いますと、一昨日申し上げたとおり都心から近く、交通至便でありながら緑が多く、心安らぎ、多くの人が集うまちと、そういったまちにしていきたいと思っております。また、つけ加えるとするならば、人と教育、福祉のまちづくりをしたい。そして、徹底した情報公開と市民参加により市民と行政の距離を近づけて、市民が自分たちこそが主役であると思えるようなまちづくりをしたいということでございます。こういったビジョンを実現するためにはインフラの整備、これが最重要課題だと考えております。 私は、このインフラという言葉を使うときに、二つの側面があるものだと考えております。一つは、通常使われている意味どおりの道路とか、下水道といった都市基盤整備、社会資本整備、そういった意味のインフラでございます。二つ目のインフラといいますのは、市民参加のための制度面の基盤整備、こういった二つ目の意味があると、そういうふうに思っております。まず、一つ目の社会基盤整備、都市基盤整備、そういった意味のインフラでございますが、これはいみじくも石井議員、鎌ケ谷市はそういった面がおくれていると質問の中でおっしゃいましたけれども、私もまさに同感でございまして、鎌ケ谷市はそういった社会基盤整備、そういったインフラを整備していかなければならない、そういう重い課題を今日現在も背負っておると、そういうふうに思います。最大の課題と申しますと、一昨日申し上げたとおりですけれども、歩道を含めた道路の整備、それが最大の課題でございまして、それとともに鎌ケ谷市の都市軸である新鎌ケ谷地区の開発をどう推進していくかということだと思います。まず、まちの主役である市民が安心して歩ける道路をつくる、そういうこと。そして、暮らしに必要なものが市内で楽しみながら買い物ができて、さらには散策やスポーツなどレクリエーションという観点から市民の心と体をいやす空間づくりが重要なことであろう、そういうふうに思っております。道路に関して申し上げると、鎌ケ谷市の産業、農業、商業、工業といった産業がございますが、こういった産業の発展を目指すためには現在の道路では全く不十分であると考えます。私が市長就任のときから申し上げている歩道の整備も含めて道路の整備、これを進めていかなければならない、そういうふうに考えております。 次に、新鎌ケ谷のことを申し上げますが、石井議員の2点目の質問についてもここで少しあわせて答えさせていただきますけれども、新鎌ケ谷の開発は当面の最重要課題の一つでございます。新鎌ケ谷は、都心から25キロメートルという交通至便な場所で、東葛の広域交通結節点でありまして、広域な交流拠点として今後発展するポテンシャル、大きなものを持っております。このポテンシャルを最大限生かせば、鎌ケ谷市が大きく発展することが期待できると思います。いわばこの新鎌ケ谷地区の開発を今後の鎌ケ谷市発展の起爆剤として活用することができるかどうか、これが今後の鎌ケ谷市の命運を握っていると言っても過言ではないと、そういうふうに思います。この新鎌ケ谷に関して私が思いますには、多くの市民にとって住みやすいまちにならなければならないのは当然といたしましても、そうはいいましてもマンションや住宅ばかりが建ち並ぶまちであってはならないだろうと思います。マンションや住宅に加えて、お店や企業、法人等もたくさん進出し、住民税だけがアップするのではなくて、法人市民税もたくさん市に入るような、つまり元気の出るまちをつくっていかなければならない、そういうふうに思っております。そして、この新鎌ケ谷地区が鎌ケ谷市全体の核となって、鎌ケ谷市をもっとにぎわいと活気のあるまちにして、その結果市内の雇用増加、そういったものにもつなげていきたいと思っております。この新鎌ケ谷地区の開発に関連しましては、鉄道3線の連続立体交差化といったもの、あるいは粟野の森を含んだスポーツ、レクリエーションの空間づくり、そういったビッグプロジェクトがございますけれども、そういったビッグプロジェクトも時間がかかったとしても必ず推進していかなければならない課題だと思っております。また、社会基盤整備とインフラで申し上げれば、市民が24時間救急診療をしてもらえる中核病院の整備、これもインフラという意味の中に含まれており、重点的に推進していかなければならないものだと思っております。 二つ目のインフラということで述べさせていただきました市民参加のための制度面の基盤整備ということでございますが、2002年3月、議会や市民の代表の方々も参加されて策定されました地方分権戦略プランに示されておりますが、そこで示されております基本目標は地方分権時代にふさわしい行政システムの構築、新しい社会潮流への対応、市民と行政との協同の実現、こういった三つの基本目標でございます。こういった基本目標を実現していくためには、市民参加のための制度面の整備を進めていかなければならないと思っております。まずは、その背骨ともいうべきまちづくり基本条例、この策定の準備を進め、市民が自己決定、自己責任により行政といかにかかわっていくかといったルールづくりを行っていきたい、そういうふうに思っております。また、地域福祉計画の策定などにより、市民がいかに地域の福祉とかかわっていくかと、そういった面のルールもつくっていきたいと思っております。こういった計画や条例などの策定の過程におきましては、市民委員会などといった組織を立ち上げて、市民参加による素案づくり、計画づくりも進めていきたいと、そういうふうに思っております。 こういった二つの意味でのインフラを整備することで、まちの土台をつくって、そして私のこの答弁の最初に申し上げました鎌ケ谷市をどういうまちにしたいのかという三つの点を申し上げましたけれども、その三つの点を実現してまいりたいと思っております。そのためには、一昨日来申し上げておりますとおりレインボープラン21を着実に実現していくことが今の鎌ケ谷市にとって必要であると考えております。私の選挙公約を優先しているのでないかというふうなお考えもあろうかと思いますが、私は選挙公約とともにこのレインボープラン21も均衡をとりながら、レインボープランも着実に実行していくべきであるという考えを持っております。このレインボープラン21は2020年までという長期の計画でございますから、当面は財政難という事情で進捗が停滞することはあったとしましても、2020年という将来を見据えて一歩一歩着実に魅力あるまちづくりの実現を目指して必ず取り組んでまいりたいと、そういう決意を新たにしているところでございます。 冒頭の質問に対する答えを以上で終わらせていただきます。 ◆21番(石井一美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。 ◆21番(石井一美君) まちづくりビジョンについては、今市長が言われたようにレインボープラン21、この理念というものを政治理念として市長がやっていただけるということは、これは大変我々にとっても心強いことでありますが、しかしきのうの月野議員の質問の中にもやはりその事業の中身、あるいは今後進められる事業について質問があったと思うのですが、行財政改革の中でも総務部長、あるいは市長公室長の答弁を聞いておりますと、片方では一度つけたものは引けないと。今後どういうことがあってもつけていかなくてはならないというような行政の立場もあるし、一方では事業は進めたいのですけれども、財源がないから、この10年間の事業のうちでも半分になってしまうと、そのような私たちにとっては悲観的な答弁なのです。両方少し聞かせていただいたのですが、今市長が言うには、このレインボープラン21を着実に進めていきたいと、こういうような答弁でございます。 そこで、市長にもう一度この点にお聞きするのですが、やはり市長は行政の長としてリーダーシップをこここそ発揮していただきたいと思うのです。今日まで歴代の首長は、こうした難局というのは今日まで幾つかあったわけですが、やはりリーダーとしてその難局を乗り切ってきたこと、ですから今の鎌ケ谷市があるわけです。どうか相対的に含めて、できないから、方向修正すると、絶対やろうという姿勢が今見えましたので、もう一度市長から今後鎌ケ谷市のリーダーとして計画の実現に向かってもう一度決意をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 失礼いたしました。どういう行政手腕を発揮するかという決意でございますが、私のまちづくりの考え方を実現するためにもレインボープランの実行が肝要であると、これまで述べてまいったわけでございます。レインボープラン21は、市民が一丸となってつくり上げた21世紀を展望する重要な基本計画でございますから、出発してわずか2年で財政難を理由にすぐ変更、見直しをするよりも、まずは目先の困難な状況に萎縮せずに将来を見据えて、まずは行財政改革をしっかり実行し、その上でこれからの課題に前向きに取り組めるよう行政のむだを省く努力をしていくこと、これが私どもが今一番しなければならないことである、そういうふうに思っております。その上で市民との協同による行政運営を基本としつつ、20年後の2020年のまちづくりの目標をしっかりとイメージして、前期、後期のレインボープランを困難な要因がある時期にはその要因を回避するためのさまざまな創意工夫をしながら、着実に粘り強くこの市民が描いた魅力ある鎌ケ谷市を実現していくように邁進することが重要であると、そういうふうに認識しております。 ただ、月野議員もご指摘されましたとおり、ここ数年間は大変厳しい財政運営をしなければならないだろうと推測されております。これからの事業の実施に当たっては何を優先事業としていくか、当面の創意工夫の手法として幾つかの選択基準が必要になってくると思われます。その基準としては、昨日も述べたと思いますが、投資した費用に対して効果が期待できるか、有効性が期待できるか、効率的か、緊急性があるか、行政が関与するのが適当かどうか、そういった諸点が考えられると思います。各事業の評価を行い、財源不足の状況の中で直ちに取りかかれない事業や、計画事業であるけれども、短期的には間に合わなくなった事業などがあった場合は市民にきちんと説明して、市民が満足できないとしても納得していただけるように行政が努力していく必要があると思っております。 また、レインボープランを推進していく上で創意工夫をするとなりますと、具体的には三つの点が考えられると思います。一つは、新鎌ケ谷地区の開発などその事業の効果が税収や地域の雇用に結びつく施策かどうか。2点目が鎌ケ谷市の将来を担う子供たちの子育ての支援や教育の施策、また高齢者、障害者などだれもが住みやすい福祉のまちづくり、そういった施策であるかどうか。3点目は、日常生活の利便性や安全性が高まる道路とか環境といったものに関する施策かどうか、そういった三つぐらいの視点に基づいて優先的に実施する事業を選択し、レインボープランの着実な推進を図っていかなければならないものと考えております。レインボープラン21は、たとえ時間かかったとしても実行していくのだという考えでおりますが、まずはその前提として非常に厳しい行財政改革を行うことがその前提であるということを申し上げたいと、そういうふうに思います。 ◆21番(石井一美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。 ◆21番(石井一美君) 決意ある答弁ありがとうございます。市民が主役という、そうした観点からこのレインボープラン21も含めてまちづくりを進めているということですが、行政が先に脱落しないように、このレインボープランにうたわれているように、20年後の鎌ケ谷市のこうした飛躍姿があるように市長も頑張っていただきたいと思います。 それでは、新鎌ケ谷地区について質問させていただきます。これにつきましては、担当部局の方からの答弁でも結構でございます。市長が新鎌ケ谷地区には商業や業務機能を有した、そうしたまちづくり、またアクセス道路の問題、その周辺の環境整備、こうしたものがそういう中において私は急務な課題であると。市長が言うようなまちづくりをするためには、こうした道路問題というような鎌ケ谷市の今日までの商工業のいろいろな事業の中で、商工業界から上がる、いわゆる法人税ですが、県下の市町村の中でも、これは最も低い位置にあるのですね。ですから、鎌ケ谷市では私は商工業者は育たないのかと、こう思っていました。特に商業関係はよくありません。調査結果を見てもわかるように、市内から市外へと買い物に行く流出率が市外から市内に買い物に来る流入率よりも圧倒的に多い。これは、30年前からもう言われていることですが、その主な原因が道路問題です。市内の道路は非常に状態も悪く、見ていてもわかるようにクモの巣のように、至るところで迷路になって、地元の人でさえ迷うような道路が多い。都市計画道路に至っては、計画されてから40年近くたっているのに、まだ一本も開通していない状態であります。私は、道路がよくならない限りは商工業の反映はないと思っております。道路問題については、今日まで強く要望してきたところですが、力及ばず、お聞き入れてもらえなかったことが今日まででございますので、ぜひとも今回は聞き入れていただきたい。新鎌ケ谷地区の進捗状況に伴い、都市計画道路3・4・5号線、船橋・我孫子線バイパスの開通の見通しが立ったこと、その延伸部分の粟野十字路までと都市計画道路3・1・1号線の南側車線の船橋・我孫子線まで、それから先、入道溜までの粟野バイパス線は事業認可がおりており、地権者への説明会も開いたと聞いておりますので、その後の進捗状況をお聞きしたいと思います。それから、現在交通渋滞のネックになっている初富十字路付近の整備について、その見通しについてお聞かせいただきたいと思います。また、新鎌ケ谷地区は商業や業務施設だけではなく、良好な住宅地区でもあり、隣接には市制記念公園や粟野の森があります。市制記念公園と粟野の森は一体的に整備する必要があると思うが、それは土曜、日曜、祭日の市制記念公園の利用者が最近本当に多く、駐車場が満車で道路にとめてしまう。片側車線になってしまう。ですから、なかなか車が通れない状態で危険なところである。ですから、駐車場の確保というものも必要であるのでは。また、この公園内にはスポーツ施設、野球場、テニスコートがあります。利用者が多いために、ここで最近事故があったようにも聞いております。それは、野球のボールがネットを超えて歩いている人に当たったというようなことですが、これらの施設についても整備する必要があると思うが、公園の総体的な整備について新鎌の良好な住宅づくりには欠かせないものでございますので、その考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) ただいまの質問に答弁を求めます。 ◎都市部長(長田成兒君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 長田都市部長。 ◎都市部長(長田成兒君) ただいまの石井議員からの都市計画道路の整備状況の話、それから初富交差点の話、それから公園の整備等の話、まとめてお話をさせていただきたいと思います。 まず、都市計画道路についてご答弁させていただきます。都市計画道路につきましては、記号とか番号でお話ししますので、おわかりづらいかと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。本市の都市計画道路網体系につきましては、3・1・1号線、北千葉・鎌ケ谷線や3・4・5号線、船橋・我孫子バイパス線を初め3・4・10号線、中沢・初富線、3・4・7号線、中沢・鎌ケ谷線を市街地の外郭、外枠の幹線として位置づけまして、これを中心に南北東西方向に補助幹線としての都市計画道路を適切に配置している、そういった構成になっております。 先ほど議員のお話の中の新鎌ケ谷地区周辺の都市計画道路ということになりますと、船橋市、我孫子市方面からの広域的なアクセスについては3・4・5号線、市川市、松戸市や千葉ニュータウン方面からの広域的なアクセスにつきましては3・1・1号線、それから市域中心部からのアクセスや初富駅周辺地区、鎌ケ谷駅周辺地区を含む都市形成につきましては3・3・9号線や3・5・12号線といったふうになっております。このうち広域的な主要幹線の整備状況でございますが、まず3・4・5号線の南初富区間、延長1,300メートルにつきましては先ほどお話がございましたとおり県事業として施工されておって今年度開通の予定となっております。また、その先の粟野区間、延長280メートルにつきましても県事業として施工をしているところでございます。これは平成13年度に県事業として認可され、事業に着手し、平成18年度の完成を目標としていたところでございます。しかしながら、進捗状況につきましては用地測量を進めているところでございますけれども、現道と民地、それから民地と民地といった土地境界が未確定などの問題から丈量図の作成ができない状況でございまして、用地取得面積が確定できず、現在のところ用地取得ができる状況に至っておりません。この状況を打開するため、できることについては当市も積極的に協力しながら、早期完成を強く県の方に要望してまいりたい、そう考えております。 次に、都市計画道路3・1・1号線の船橋・我孫子線より東側の区間、延長1,200メートルについては、都市基盤整備公団千葉ニュータウン事業本部により南側側道が施工中で、これは平成16年度開通となっております。船橋・我孫子線よりも西側の国道464号までの区間1,700メートルについては粟野バイパス線事業として県が事業着手しているところでございますが、この調査につきましては後ほど土木部長の方からご回答があると思います。 続きまして、初富交差点の事業のことでございますが、初富交差点の状況につきましては都市計画道路3・5・12号線を含め、現在北の方から行きまして、右折ができないということで渋滞をしていると、そういうような状況については認識をしているところでございます。現在の幅員の中で右折レーンを確保できないかどうか現場での検証も行ってまいりましたが、残念ながら基準の幅員が確保できないという状況でございました。この周辺の面整備につきましては、また後ほどお話しすることがあるかと思いますが、それ以外の面整備以外の整備手法といたしましては街路事業での実施ということと、もう一つは現道の交差点改良による実施という二つの手法が考えられます。 まず、街路事業でございますけれども、街路事業で整備する場合には都市計画道路3・4・6号線と3・3・9号線の両道路の整備になるわけでございますが、初富交差点部におきましては都市計画道路の交差十字路の形ですけれども、このままでは現道の千葉・鎌ケ谷・松戸線が接続する五差路としてのそういった危険な状態になって、形状となることから、この道路のつけかえのためにさらに南側に計画決定されております都市計画道路3・4・8号線の整備が必要となります。このため国庫補助事業、都市計画事業として事業化するに当たりましては、交差点部の限定的な箇所の改良にとどまらずに、さらに広い範囲での都市計画を考慮した事業になろうかと思います。限定的な交差点改良は、交通安全事業として限定的にその危険な交差点形状を必要最小限の用地により行うというものでございます。しかしながら、初富交差点は計画幅員が25メートルの都市計画道路3・3・9号線、それから計画幅員が19.5メートルの3・4・6号線の都市計画道路の網がかかっております。この交差点改良を行う場合、建築行為について都市計画制限をかけておりますので、都市計画道路の計画線に合わせて用地を取得する必要がございます。このため限定的な用地取得で行うべき交差点改良事業は、国庫補助事業として採択されることは疑問が残るところでございます。いずれの手法につきましても問題がございますので、実現に向けまして事業手法について今後も引き続き検討しまして関係機関と十分に協議をしてまいりたいと考えております。 引き続き公園の方はよろしいでしょうか。公園の整備につきましてご質問でございましたので、長くなって恐縮ですが、ご回答させていただきます。新鎌ケ谷駅周辺地区の魅力を高めていく上で、粟野の森と市制記念公園の一体的な整備が必要ではないかと、こういうご質問でお答えいたします。粟野の森、市制記念公園及び陸上競技場、市民体育館に連なる地域は、鎌ケ谷市都市計画マスタープランの将来都市構想並びに緑の基本計画の緑の将来像におきまして、スポーツレクリエーション拠点ゾーンとして位置づけられております。その整備方針としましては、新鎌ケ谷駅周辺の広域交流拠点に近く、交通アクセスや緑の多い立地条件を踏まえて、多目的なスポーツレクリエーション機能を有する(仮称)総合運動公園や粟野地区公園として計画的に整備に取り組んでいくこととしております。ご質問いただきました粟野の森と市制記念公園との一体的整備につきましては、この(仮称)総合運動公園構想に結びつくような取り組みをしてまいりたい、かように考えております。現在公園に隣接する都市計画道路3・1・1号線、北千葉・鎌ケ谷線の南側側道及び都市計画道路3・4・5号線、船橋・我孫子バイパス線が整備されることを受けまして市制記念公園や粟野地区公園への新たな動線計画についても検討をしているところです。そこで、駐車場の問題につきましても新たな動線計画を踏まえながら検討してまいりたいと、かように考えているところでございます。 ◎土木部長(飯塚順一君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 私の方からは、粟野バイパスが土木部の方の担当になっておりますので、粟野バイパスについての計画の概要と、その進捗状況についてご回答させていただきます。最近は、千葉ニュータウンを縦断する通称100メートル道路、この道路は成田市方向に向かって整備が加速されておりまして、それとともに都市計画道路3・1・1号線の交通量も非常に増大をしてございます。このため鎌ケ谷市内の鎌ケ谷消防署前の交差点を中心に激しい交通渋滞が発生しておりまして、この解消のために都市計画道路の計画が進められる中、粟野バイパスの暫定計画、暫定整備が計画されております。暫定整備の範囲は、鎌ケ谷消防署前の交差点から都市計画道路3・1・1号線と国道464号線と申しますか、国道464号線は県道の千葉・鎌ケ谷・松戸線でございます。その線が交差する地点の全長1.7キロ、この部分が暫定整備の範囲でございますけれども、予定されております。その場所は、都市計画道路3・1・1号線の計画線の南側に幅員12メートル、片側交互通行で歩行者、自転車が通行のできる歩道を片側に設置する内容となっております。この暫定整備の現在の進捗状況につきましては、平成12年12月に第1期分として鎌ケ谷消防署前の交差点から入道溜の交差点までの区間延長約800メートルの計画区域内の地権者の皆様を対象に説明会を開催しております。現在は現地の用地測量、概略の道路設計が終了しておりますけれども、用地買収には入っていないのが現状でございます。 ◆21番(石井一美君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。 ◆21番(石井一美君) それでは、今用地買収には入っていないということなのですが、都市計画道路3・1・1号線の南側車線につきましては平成16年度開通という見通しがついたということでわかりました。また、都市計画道路3・4・5号線、粟野十字路まででは、これいつごろ開通になるかと。これは、ぜひとも早期に開通になるように努力していただきたいわけですが、今土木部の方からお話しされました粟野バイパスについては、これは区画整理との完成年度といいますか、やはり区画整理の完成の中において、この位置づけ、整合性を考えた場合には、この道路というのは重要な問題だと思うのです。ということは、隅々まできちんとした開発ができていても、この道路についているか、いないかという問題も含めまして大変重要だと思いますので、この事業の進捗を期待するものですが、この区画整理の完成に間に合うような整備ができるのか、少しお聞きしたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎土木部長(飯塚順一君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 飯塚土木部長。 ◎土木部長(飯塚順一君) 粟野バイパスにつきましては、先ほど申しましたように現在鎌ケ谷消防署前の交差点の交通量、1日当たりの12時間交通量が1万8,000台を超えております。新鎌の整備時期、第1期のまち開きがもうすぐ控えておりますけれども、この時期に合わせて粟野バイパスが完成するということを確約できるような状況では現在のところございません。なるべく整合性がとれるように私どもの方は願っているわけでございます。そのために現在までに整備の促進につきまして東葛飾土木事務所のほか平成14年度には東葛飾支庁広域行政連絡協議会や平成13年度は千葉県市長会等への要望もしてございます。また、今年1月には市長が直接県の土木部長へ早期整備の促進を要望してございまして、このような状況を踏まえて鎌ケ谷市としても一刻も早い完成を望んでおります。 ◆21番(石井一美君) はい。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。 ◆21番(石井一美君) いずれにいたしましても都市計画道路3・1・1号線の延伸部分、あるいは区画整理のエリア内にある粟野バイパス、これは以前は区画整理の中だったのですが、減歩緩和策ということでエリアから外した経緯もございまして、そのときに区画整理とあわせて道路整備をしていくというような説明があったように聞いております。いずれにいたしましても、この時期に間に合うように鋭意努力していただきたいということと、私もこれから進捗状況を見ながら次の質問を暫時したいと思います。 続いて、初富交差点なのですが、この交差点の改良事業というのは先ほど聞いていますと、大変厳しいということですが、今鎌ケ谷市のまちづくりの中で初富交差点が改良されない限りは、鎌ケ谷市のまちづくりとしては先に進まないと私は思っております。新鎌と東鎌が分断されるようなまちづくりでは商工業の発展どころでなく、やはりこれからイオンができると、イトーヨーカ堂が撤退、今までの鎌ケ谷市の商業の場合、イトーヨーカ堂が進出してくると、それに値する事業者がやめていく。どこどこが出てくると、どこどこに値する者がやめていくというのは今までの繰り返しなのです。初富十字路の改良というのは、鎌ケ谷市の発展にとっては必要不可欠な事業だと思っております。どういう手法が今考えられるのか、もう一度聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁求めます。 ◎都市部長(長田成兒君) 議長。 ○議長(平原俊雄君) 長田都市部長。 ◎都市部長(長田成兒君) 初富交差点の整備手法でございますけれども、大きく分けて三つほどあるかと思います。一つは、区画整理事業によりまして、初富駅の駅前広場を含めまして、交差点の部分も含めまして、区画整理事業でそうした都市施設を生み出して整備していくという手法。それから、もう一つは先ほどご説明いたしましたけれども、街路事業ということで整備をしていく手法。もう一つは、現道の交差点改良での事業をしているというような手法が考えられると思います。 ◆21番(石井一美君) はい、議長。 ○議長(平原俊雄君) 21番、石井一美君。 ◆21番(石井一美君) これ市長に最後お聞きしますが、新鎌ケ谷地区の区画整理、いわゆる粟野バイパスと、それと初富交差点、この事業については鎌ケ谷市の財源云々という話ではないのです、これ。県事業でございます。この話、県の指示がない限りは私がこれ以上幾ら言っても、答弁見たとおり、なかなかしづらいというのが今の鎌ケ谷市の執行部の考えるところではないかなと、こう思っております。この先この事業を進めていくには、これは政治的な解決しかないのではないかと、こう思っております。いわゆる市長の行政手腕というものがここで問われるのではないか。今日まで幾つかの県、国の補助事業を進めてきた財源が乏しい鎌ケ谷市、県、国の事業を取り入れてまちづくりを歴代の首長は進めてきたわけです。最近の大きな事業で言いますと、東武鉄道、新京成線の連続立体交差事業、新鎌ケ谷駅の総合乗りかえ駅と、このような事業がトータルでは数百億円の事業なのです。しかし、鎌ケ谷市の負担分なんていうのは1割程度なのです。こうしたときのやはり政治姿勢、政治力というものが物を言って、まちづくりというのは進めてくるわけですから、ぜひともこうした事業については、市長、先ほど私から言っているように行政手腕、市長のリーダーシップ、そして国、県に行って一生懸命陳情してくる。その姿勢というものは、これからこういう仕事を市長がやってくることによって職員が仕事するわけです。市長が何もしないと、職員は仕事しません。職員が仕事をとりに行ったって、県に行ったって県の職員の方が強いです。また、県から国へ行くと、今度国の職員の方が強いです。そうなってきた縦割りの行政の中で、やはり職員に仕事をやらせてもなかなか進まない。市長がそれは県あるいは国に行って、やはりしっかりと仕事をとってくる。事業化すること。そして、予算をとる。国、県の予算でできることですから、しっかりやっていただきたいと思います。 それと、公園の整備につきましては、この公園は非常に難しい。公園の管理が都市部、そしてスポーツ施設の管理が教育委員会。今例えば野球場の話をしますと、市長も野球をやっているから、わかると思うのですが、今野球場、桜の木がグラウンド内へ出てきて根まで張ってきている。これ特別ルールをつくって今野球やっているのです。木に当たったらどうしようかとか、こんな今先ほど生涯スポーツ宣言都市の話がありましたけれども、こうした中には公式的な野球場がないわけです。そうした整備も必要ではないか。しかし、教育委員会が幾ら言っても都市部の管理ですから、公園は。なかなかうまくいかない。所管がうまくいかないということは、これはやはり市長の指示が必要なのです。ですから、私が先ほど一体的な整備を進めていくと言ったのは、今市制記念公園にはしっかりとした野球場をつくり、危険度がないように下にある遊具施設は今度の粟野の森の方につくって、散策路も粟野の森の方につくっていくと。そうした一体感で整備していくと、今の市制公園はスポーツ公園になるかもしれません。そして、駐車場もスポーツだけするのに来るには今で十分なのですが、また違う場所に駐車場をつくることによってほかの施設も利用でき、公園も一体的な利用が市民が楽しめるというような、こうした大事な地区ですから、今計画を誤らずにしっかりやっていただきたい。市長も最後にそうした行政内のこと、それから行政外にこれからする仕事についてもう一度決意を述べて、私の質問終わりますので、しっかり答弁していただきたいと思います。 ○議長(平原俊雄君) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) はい、市長。 ○議長(平原俊雄君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 石井議員から政治力を発揮してということでございますので、述べさせていただきますが、まずは県と国に対して政治的な働きかけをしてということでございますが、私もそのとおりだと思います。国は、ご存じのとおり小泉内閣になってから非常にこれまでにないほどの財政再建を行っておりますし、また県の方はそれに輪をかけて財政難、財政難ということで、たしか数十年ぶりの赤字ということを言っておりますので、県も国も大変難しい状況、非常に財布のひもが厳しい状況にあるということはそのとおりだと思いますけれども、やはりそれでも県と国に対して政治的に働きかけていかなければならないというのは私もそのとおりだと思います。さっき土木部長から今年1月に私が県の部長に対して粟野バイパスの早期着工をお願いしたという報告がありましたけれども、今年5月にも同じ県の土木部長に対して粟野バイパスを何とかお願いしますという要請をしたところでございますし、また同様の都市基盤整備のそういう話は国の方に対しても、地元選出の国会議員に対して二、三回やったと思いますし、またその代議士を通じて国土交通省の方にもお願いをしておるところでございます。また、公園については行政として一体的な対応が必要ということはそのとおり重々認識しておりますので、部にまたがった案件についても指導力を発揮してやりたいと思います。そういう断固とした決意でやっておるというところでございますので、今後ともご指導とか、よろしくお願いいたしたいと。 ○議長(平原俊雄君) 以上で21番、石井一美君の一般質問を終結します。 △延会の宣告 ○議長(平原俊雄君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(平原俊雄君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 なお、明12日の会議は議事の都合により特に午前10時に繰り上げて開くことにいたします。 本日は、これにて延会いたします。 長時間ご苦労さまでした。          午後 4時27分  延 会...